今週は、紋切り型ではない表現の工夫についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 言葉の引き出し(4)
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「どうでしたか?」に代わる対応

今週は、さまざまな状況に応じた
表現のバリエーションを紹介しています。

「先日のイベント、どうでしたか?」

この「どうだった?」という問いかけ
尋ねる方は、知りたい一心で最も手っ取り早い
この言い回しを使うのですが

答える方は一番困る問いかけでもあります。
あまりにもざっくり過ぎる問いで
どこから伝えるべきか分からないからです。

尋ねる方は
「どうでした?」から一歩進めて
・人の数、人の状態
・場所はどこで、どんな状況
・何をしたか
といった、
聞き手が把握できる「状況説明」
実際に見聞した「事実」
を押さえて伝えるとよいでしょう。

例えば

「昨日のイベント、参加人数はどのくらいでした?」
「昨日は天気が良かったから、来場者も多かったでしょう?」
「昨日のイベント、新しい会場だったみたいだけど
不便はなかったですか?」
という感じ。

「何が知りたいか」に焦点を絞って尋ねるようにすると、
そこから話題が広がります。

「どうだった?」と尋ねられた方も
・人の数、人の状態
・場所はどこで、どんな状況
・何をしたか
といったポイントで答えるようにすると
具体的に伝わります。例えば

「来場者は100人程度でしたが         → 人の数
駐車像が隣接された会場だったので     → 場所
家族連れが多く、             → 人の状態
子ども向けのワークショップが盛況でした」 → 何をしたか

という感じ。
これに、自分の感想を添えると、さらに
相手に伝わります。

「どうだった?」
「良かったですよ」
というざっくりしたやり取りでは
何一つ具体的なことが分からず終わってしまいます。

尋ねる方も答える方も
状況や起こった事を中心に
ポイントを幾つか挙げて対応することをお勧めします。

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今週は、紋切り型ではない表現の工夫についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 言葉の引き出し(3)
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                      やんわり、きっぱり断る
 今週は、さまざまな状況に応じた
 表現のバリエーションを紹介しています。

 イベントや会合などに誘われた時
 自分は参加できないことを伝える場合に使う

 「わたしはパスします」
 「ちょっと無理なんで……」
 「やめときます」

 といった
 懇意な相手や仲間内で使われるカジュアルな表現。

 でも、大人が使うにしては
 少々拙い気がして
 もっとほかに良い表現はないものかと
 感じていました。

 「パス」に代わる言い回しとして
 行きついたのが
 「遠慮しておきます
 です。

 ・せっかくですが、遠慮しておきます。

 ・今回は遠慮しておきます。

 このように使えば
 やんわり断るのにちょうどよく
 角が立ちません。

 ・明日は朝が早いので、わたしは遠慮しておきます。

 上記のように理由を添えると、
 やんわりと、でも、きっぱり
 意思表示することができます。

 ・申し訳ないけど、今回は遠慮しておきます。

 のように
 緩衝材になる言葉を前に持ってきてもいいですね。

 曖昧にお茶を濁す断り方ではなく
 きちんとした印象を与える言い回しとして
 使えます。

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 【しごび】 の お す す め
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 今回のメルマガの後半には
 ある仕掛けが……

 わたしは、気づかんかった(無念)。

 第130号  概念の共有化
 ————————————————–
  【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
 ————————————————–
         
 「営業活動に一番大切なもの」って何だろう・・・
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今週は、紋切り型ではない表現の工夫についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 言葉の引き出し(2)
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指示を受けときの確認

今週は、さまざまな状況に応じた
表現のバリエーションを紹介しています。

「DMの封筒作業をお願いします」
という指示を受けた場合

「承知しました」「分かりました」
で終わらせてしまわず

次のことを合わせて確認しておくと
「作業後」の対応がはっきりし、効率が上がります。

1)期日の確認
すぐに取りかかれるような場合は
「本日中でよろしいですか?」

すぐに取りかかれない場合は
「いつまでに用意すればよろしいですか?」

と、期日を確認しておくと、作業のめどが立ちます。

2)範囲の確認
作業する数量を把握しておきたい場合は
「明日の配布分だけでよろしいですか?」

余力があり、まだ準備できそうな場合は
「次回配布分も用意しておきましょうか?」

と、どこからどこまでかという作業範囲や、
必要とされる数量を確認しておくと
段取りができます。

3)場所の確認
作業完了後の持ち込み先を確認する場合は
「封入したDMは総務に渡しておきますね」

持ち込み先が分からない場合
「どちらにお持ちすればよろしいですか?」

と、行く先を明らかにすることで
作業が確実に完了できます。
資料や送付物であれば、提出先を確認しておくと
いいですね。

上記のように
「いつまでに」「どこまでを」「どこへ」
を合わせて確認しておくことによって、
その後の作業へと進むことができます。

場合によっては
「誰に」と相手を確認しておくとよいでしょう。

「総務の山本さんへ渡せばよろしいですか?」
「どなたにお渡しすればよろしいですか?」

といった具合に
作業が終わったときの報告先はどこか
次の作業を担当するのは誰か
を確認しておきます。

指示を受けたら、受けただけで終わらず
もう一つ言葉を添えて
次にできること、次にすべきことも併せて
確認しておきましょう。

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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 言葉の引き出し
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                          頼まれた時の返答

人から依頼を受けたときの返答は
その時々の状況により変わります。

依頼の難易度による
すんなり「YES」と答えられ場合もあれば
即答できないこともあります。

「~をお願いできますか?」と問われ
すぐできる! お安いご用! というときには

もちろんです。お任せください。

承りました。すぐに対応いたします。

喜んでお引き受けいたします。

と即答できます。

対応に少し時間がかかりそうだ
という場合は、

少々お時間をいただくことになりますが、よろしいでしょうか?

と相手に了承を得たり

どの程度時間を要するか確認して、すぐにご連絡いたします。

とあいまいな返答は避け、確認をして改めて
返事をしたりすることも必要です。

これはお手上げ! 対応できない!
という場合は

あいにく別件で立て込んでおりまして
すぐに対応できない状況です。

と事情を伝え、

明日までお待ちいただけるようでしたら
明日の午前中に仕上げ、13時には提出いたしますが
いかがでしょうか?

と対応策を提案します。

依頼の難易度に関わらず
基本的には
「前向きに対応」
する姿勢を言葉で示すことがポイントです。

「いいですよ」とか
「できません」ではなく
プラス思考のニュアンスを伝えられれば合格です。

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