今週は、 同じ読みで意味が違う言葉についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                 < 言葉の違い
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                         「不祥」と「不詳」

今週は、同じ読みでも漢字と意味が異なる
言葉を取り上げ、今一度確認していきたいと思います。

「不祥」と「不詳」。

「祥」と「詳」が似ていて、間違いやすいです。
簡単に言うと
「不祥」は、よくないこと
「不詳」は、はっきりしないこと
を意味します。

関係者にとって不都合なことを「不祥事」と言いますが
この時に使うのが「不祥」です。

一方、
何歳かはっきり分からないことを「年齢不詳」と言いますが、
この時に使うのが「不詳」。
文字通り「詳しくない」ということです。

「不詳」に関連して「未詳」という言葉もあります。
どちらも「分からない」という意味ですが

はっきり分からないことを「不詳」、
例)作者不詳の古文書

今のところまだ分からないことが「未詳」
例)未詳事件、成立年代が未詳

という違いがあります。

<追記>2023.06.07
自分をへりくだって言うときに使うのは
「不肖」。
親に似ず、愚かな子どものことを謙遜の意味を込めて
「不肖の息子」
と言ったりもします。

 

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今週は、 ポジティブライティングのススメです。
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 仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法         < 否定を肯定に!(5)>
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                        「無理」「だめ」

今週は、「否定」表現を「肯定」に変換する
文の書き方、考え方を紹介してきました。

改善策や新たな提案に対して
自らの経験で結果が予測できる人ほど
「それは無理です」
「だめです」
と即座に否定してかかります。

「無理に決まっています」
「絶対だめです」
と言い回しがさらに強調されるケースも。

ダメ出しするのは簡単ですが
人と人とのやりとりです。
もう少し相手の立場や気持ちを尊重した
対応はできないでしょうか。

最初から「無理」「だめ」と否定するのではなく

「確かに改善の余地はあります。
ただ、今回は時間も限られているので
従来の方法で対応しましょう」

「今回は準備に時間がかかりそうなので
次回から対応することにしましょう」

このように、
相手の提案を受け入れつつ、
現状を知らせ、最終的にどのように対処するか
段階的に伝えれば、提案者も理解・納得できます。

提案に対する採用不採用はあって当然ですが、
「無理」「だめ」と頭から否定する言い方は
提案そのものより、
提案した“人”を否定しているように映るおそれがあります。

だからこそ、
言葉を選び、その提案が実現可能か不可能かを
伝える必要があります。

提案する側も
自分自身が否定されているわけではないと心に留め、
最終的な目標が何で、その結果のためにどのように対応するかを
客観的に捉えることが求められます。

不採用でも、そのことに頓着するより
「では、別の方法ではどうだろう」と
頭を切り替え、考え直し、挑戦する意欲としなやかさを持ちたいものです。

 

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今週は、 ポジティブライティングのススメです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 否定を肯定に!(4)
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                          「忘れていました」

今週は、「否定」表現を「肯定」に変換する
文の書き方、考え方を紹介しています。

直前まで覚えていたのに、いざ
やり取りが始まると
伝えるべき要件を、うっかり忘れていた
ということはメールでも、電話でも、対面の会話でもあることです。

慌てて、後から再度連絡をする際、メールで

「先ほど、書き忘れていたのですが」
「お伝えするのを忘れていました」

と書いてしまうことが多くあります。

この「忘れる」という言葉は
事実には違いないのですが

客先や目上の相手に使うのは
相手を軽んじているような気がして
別のよい言い回しがないものかと感じていました。

そこで思いあたったのが
「~しそびれる」です。

メールなら
先ほど、お伝えしそびれたのですが

電話なら
「先ほど、話しそびれたのですが」

とすれば「忘れた」より感じのよい言い回しになるのではないでしょうか。

さらに丁寧な言い回しとしては
「申し遅れました」
があります。

先ほどのメールで申し遅れておりましたので、再度ご連絡いたします
先ほどのメールで申し遅れており、失礼いたしました

のように用いると「うっかり忘れてました」と書くより
丁寧でスマートです。

自分ではなく、相手が「忘れている」場合も

「書類に署名をお忘れです」

ではなく

「書類に署名を入れていただけますか」

とすれば、忘れた相手の不注意を
ことさらとりあげることなく
さらりと感じよく対応できます。

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あ と が き
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先日、月刊情報誌「Wendy」広島の6月号で
大和言葉のテーマで取材を受けました。

掲載誌はこちら(2面に出てます)
広島県内でマンションに住んでいらっしゃる方は
1日にポストインされていると思うので
見てみてくださいね。

大阪で開催した大和言葉講座も満員御礼で
今さらながら、大和言葉への関心の高さを感じています。

7月には東京でも開催する
ビジネスメールでも使える!【 人づきあいのたおやか大和言葉 】を

9月には名古屋で開催する運びとなりました。

【しごび】読者であり、名古屋の「仕事美人トークカフェ」のゲスト
としても登場してくれた
Web500の田口相さん
のリクエストを受け、企画しました。

2年ぶりに名古屋へ行けるので
とても楽しみにしています。

大和言葉講座の後、同じ会場で
【しごび】読者の集いも開催しますので

講座とダブルで、あるいは
講座だけ、集いだけのご参加も歓迎ですので
名古屋および近郊の読者の皆様
ふるってご参加くださいね。

お待ちしていま~す!

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ビジネスメールでも使える!
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【 人づきあいのたおやか大和言葉 】名古屋
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今週は、 ポジティブライティングのススメです。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法      < 否定を肯定に!(3)
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「~したとおり」

今週は、「否定」表現を「肯定」に変換する
文の書き方、考え方を紹介しています。

「先日、メールでご連絡したとおり、必要書類は3つあります」
「昨日、お知らせしたとおり、館内の撮影は禁止です」

メールに限らず
電話や対面でのやりとりでも
「~したとおり」
と、書いたり言ったりしていませんか。

伝える側は、繰り返し伝えることを気にして
「メールでご連絡したとおり」
「お知らせしたとおり」
を使っていても

受け取る側は
「さっき(この前)、同じことを伝えたでしょ。
ちゃんと分かっているのでしょうね?」
と念を押され、試されているような気持ちになるものです。

メールに
細かく丁寧に書いて伝えたつもりでも
相手にうまく伝わっていないと、がっくりきますが

込み入った内容の伝達ほど
自分と相手の理解度に相違は出てきます。

伝える側の視点から
受け取る側の視点になって、書いたメールを読み返してみましょう。

内容を一度に送ろうとして詰め込み過ぎ
相手にポイントが伝わっていないということもあり得ます。

すでに伝えたことを相手が分かっている、という前提で
やりとりするのではなく

どこまで分かっているかを把握することから始めると
意外とスムーズに話が進みます。

「先日、メールでご連絡したとおり、必要書類は3つあります」
という一文から「先日、メールでご連絡したとおり」は省いて

「3つの必要書類は、ご用意いただけましたか」
と尋ねるようにすれば
その返答から「先日、メールで」連絡した内容が
きちんと伝わっているかどうかが分かります。

「昨日、お知らせしたとおり、館内の撮影は禁止です」

「館内の撮影は禁止ですので、ご了承ください」
と繰り返しになっても、必要事項だけ伝えましょう。

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【しごび】 の お す す め
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売れない理由に気づいてないのは
売り手本人かもしれない……
というお話

第222号  モノを売りまくるセールスの観察眼
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【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
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「営業活動に一番大切なもの」って何だろう・・・
その答えが、このメルマガを読めば分かります。

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