今週は、 メールの件名についての諸注意です。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法     < 件名の工夫(3)
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                     ワンワードで済ませない

 今朝は、メールボックスに
 「未入金リスト」
 「ご確認」
 という件名のメールが届いていました。

 「ご確認」以外に
 「ご連絡」「お知らせ」「問い合わせ」といった
 ワンワードの件名は、
 通常のメールのやり取りで使われていることが
 多いのではないでしょうか。

 頻繁にやり取りする間柄だと
 件名も簡略化しがちですが、
 標的型攻撃メールはそこを狙って
 似通った件名を送りつけてきます。

 標的型攻撃メールと区別できるよう
 具体的な要素を付け加えることは
 前回のメールマガジンで述べました。

 実際に私が受け取ったメールの件名の
 例を挙げてみましょう。
 最近増えているのが、下記のパターンです。

  【ご連絡】○○○(社名)モノづくり商品写真送ります

  【お知らせ】マルウェア添付メールに対する注意喚起

  【問い合わせ】28日座談会の原稿について

 迷惑メールや標的型攻撃メールには
 件名に【大事なお知らせ】【緊急】【重要】などの
 【 】書きの言葉を入れて件名を強調しているものもありますが
 上記の例のようにひと工夫すると区別がつきます。

 【 】内に「連絡」「お知らせ」「問い合わせ」に呼応して
 「何について」の内容が、具体的に書かれているので
 受け取る側は「あの件のことだな」と、すぐに
 誰からのメールかを認識できるのです。

 【 】を使わない件名でも

  次号社内報(8月発行)誌面割の打合せについて

 という件名であれば、
 「打合せ」とか「打合せについて」というワンワードの件名より
 送信者と内容が想定できるので
 安心して開くことができます。

 面倒がらずに、
 相手がひと目で判断できるメールの件名を
 工夫してみましょう。

 ポイントは、自分の都合ではなく
 相手にとって分かりやすい件名
 にすることです。

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