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今週は、ちょっと変だなと思う表現について取りあげます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 変な言い回し(5)>
◆─────────────────────────────────◆
                            「了解です」

<NGな文例>——————————————————

早速、ご確認いただき、ありがとうございます。
修正いただいた点、了解です。

——————————————————————

上記の文例の気になる点は
2行目の「了解です」。

「はい、わかりました」という意味合いで
「了解」を使ったと思われますが、
客先への対応としては少々ラフすぎる気がします。

<OKな文例>——————————————————

早速、ご確認いただき、ありがとうございます。
2点の修正について承りました。

——————————————————————

「わかりました」を丁寧に表現すると
「承知しました」「かしこまりました」ですが、

この場合は、相手からの修正指示に対し
「承りました」と返答することで

「わかりました、すぐ修正します」
と、迅速な対応を伝える一文にしてみました。

「修正いただいた点」という一文も
「2点の修正について」と修正点数を挙げると
確実性が増します。

「2点の修正ですね、承知しました」
という言い回しも、この場合は有効と思われます。

<追記>
「了解」については、バックナンバーでも取り上げています。
「了解」という言葉は使うことは誤りではないのですが、
より丁寧な言葉として「承知しました」「承りました」「かしこまりました」
があり、客先や目上の相手に使うのに適している、というのが私の捉え方です。

▼<間違いやすい敬語>今、使っている言葉、正しい? VOL.123

▼<先輩から学ぶ(2)>「了解」の怪 VOL.318


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今週は、ちょっと変だなと思う表現について取りあげます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 変な言い回し(4)
◆─────────────────────────────────◆
                         「送らせてもらう」

<NGな文例>——————————————————

今年はメールマガジンの配信頻度を増やして
毎月2回、送らせてもらうことになりました。

——————————————————————

上記の文例のNGな点は
2行目の「送らせてもらうことになりました」です。

「送らせてもらう」は
相手の許可を得て送るという意味合いを持つので
そこがクセモノです。

<OKな文例>——————————————————

今年はメールマガジンの配信頻度を増やして
毎月2回、お送りいたします。

——————————————————————

「~させてもらう」は相手の許可を得て、
何らかの行為をする際に使う表現。

上記の例文の場合
自分でメールマガジンの配信頻度を増やすのに
「送らせてもらうことになりました」という表現は
あたかも、相手の許可を得て増やすことにしました! という
押しつけがましい印象を与えます。

「送らせていただきました」と表現を変えても
意味合いは一緒です。

相手に役立ててほしいという気持ちで
自分から送るのですから
「~させてもらう」「~させていただく」ではなく
「~いたします」という言い回しが適切です。

最後に「ぜひ、お役立てください」という一文を添えて
スマートにアピールしましょう。

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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 変な言い回し(3)
◆─────────────────────────────────◆
                             「ご疑問」

<NGな文例>——————————————————

ご疑問に思われることがありますか?

——————————————————————

上記の文例のNGな点は
1行目の「ご疑問に思われる」です。

疑問を持つ相手のことを敬う形で
「疑問」に尊敬の「ご」を付けたのだと
思われますが、違和感を覚えます。

<OKな文例>——————————————————

疑問に思われることがありますか?

——————————————————————

元の文は、(相手が)「疑問に思う」です。

ここでは「疑問」に尊敬の「ご」を付けなくても、
すでに「思う」の方に尊敬の「~れる」を付けて、
「思われる」としているので、敬語としては十分。

「○○についてご質問があります」
「ご依頼したいことがあります」
という文をメールで見かけることがありますが

これらも、「質問」や「依頼」に
尊敬の「ご」を付ける必要はなく

むしろ、下記のように
「あります」を「ございます」とする方が
敬語として自然です。

「○○について質問がございます」
「依頼したいことがございます」

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【しごび】 の お す す め
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「講演をやられる」

<NGな文例>——————————————————

○○先生はこれまでに
何度も講演をやられています。

——————————————————————

上記の文例のNGな点は
2行目の「講演をやられています」です。

「動詞+される」という尊敬語の公式に当てはめ、
「やる」を「やられる」としているのですが
表現がちぐはぐでしっくりきません。

<OKな文例>——————————————————

○○先生はこれまでに
何度も講演をなさっています。

——————————————————————

「講演をやる」ではなく「講演をする」に書き換えてみます。

「する」の尊敬語は「なさる」なので
この場合は「講演をなさっています」にすると
文章の収まりがよくなります。

「やってみよう」「やってみませんか」という表現を
日常でもよく使いますが

「研修をやる」
「仕事を精いっぱいやるだけ」
「どうやればいいのかわからない」
のように、やたらと「やる」を使うのは口語的過ぎるように感じます。

メールなどの書き言葉では
「やる」を「する」に置き換えることを意識してみましょう。
上記の表現を書き換えると…

「研修をする」
「仕事を精いっぱいするだけ」
「どうすればいいのかわからない」

「する」の方がスマートな文章になると思いませんか?

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「会員になられる」

<NGな文例>——————————————————

○○の会員になられますと、
よりリアルなビジネス情報を
お届けさせてもらうことになっております。

——————————————————————

上記の文例のNGな点は
1行目の「会員になられますと」と
3行目の「お届けさせてもらうことになっております」です。

確かに、相手に敬意を払った丁寧な表現なのですが
もっとすっきりスマートに書き換えるとしたら…

<OKな文例>——————————————————

○○にご入会いただいた方には、
よりリアルなビジネス情報を
お届けいたしております。

——————————————————————

元の「会員になる」という言葉に尊敬の「~れる」を付けて
「会員になられる」とする考え方もありますが、まどろこしく感じるので
「会員になる」を「入会する」という別の表現に書き替えてみました。

「ご~いただく」を使い
「ご入会いただいた方には」としましたが、
簡略化して「ご入会の方には」としてもよいでしょう。

3行目の「お届けさせてもらうことになっております」も
文章がもたついて野暮ったい印象を与えます。

「~させてもらう」は相手に対して自分をへりくだった表現ですが、
謙譲語の「お~いただく」とするともっとすっきりします。

今週はこのように
「ちょっと変」「なんかおかしい」と感じる
言い回しをチェックしていきたいと思います。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(4)
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                         謙譲の「ご」「お」

<読者からの質問>————————————————

ご返事いただけたら嬉しいです。と私は書くことがあるのですが、
ご返事、遅くなりすみません。とメールのはじめに書いて返事が来ます。
自分が書いているのに相手に出すから、敬ってご返事になるのですか?

それから質問をいくつかされて答える場合
質問に、お答えしなければ~と書くほうがいいのでしょうか?
質問に答えます、でいいのでしょうか?
(読者 Keikaさん)
——————————————————————

昨日の質問、VOL.1188 自分の行為に付ける「お」
と関連する質問です。

「ご返事いただけたらうれしいです」の一文では、
相手からの返事という行為を待つ状態に自分がいます。
つまり、返事をするのは相手。

ここでの「ご返事」の「ご」は
返事をする相手を高める尊敬の「ご」です。

一方、
「ご返事、遅くなりすみません」の一文は
自分から相手に返事という行為をする状態です。

ですから、返事という自分からの行為が向かう先の相手を高める
謙譲の「ご」を付けて「ご返事」としています。

質問に答える場合も同様で
相手の質問に対して答えるのは自分ですが
「答える」という行為が向かう先である相手を高めるために
謙譲の「お」を使い、「お答えします」です。

このように自分の行為に付く「ご」や「お」は謙譲語なので
間違いではありません。

整理すると…

・立てるべき人(相手)からの行為に付く「ご」「お」は尊敬語。

・立てるべき人(相手)への行為に付く「ご」「お」は謙譲語。

「ご」「お」にも尊敬語と謙譲語がある、ということです。

 
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