今週は、誤って使いがちな言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 続・間違いやすい言葉(2)>
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混同です
▼ 慣用句の混同
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似たような言葉を使った慣用句は混同しがちです。例えば
愛想を振りまく
「愛想がいい」と「愛嬌を振りまく」の混同からきた間違い。愛想(あい
そ)は好意や人あしらいの良さを指し、愛嬌は相手を喜ばせる言葉や振る
舞いのこと。愛想は「尽きる」ことはあっても、振りまくものではないん
ですね。
火ぶたを切って落とす
正しくは「火ぶたを切る」。「幕を気って落とす」と混用した間違いです。
このように意味や使い方を混同しがちな慣用句をピックアップしてみまし
ょう。
▼ 一字二字の違いで大きく違う
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× 押しも押されぬ ⇒ ○ 押しも押されもせぬ
れっきとしたを意味する「押すに押されぬ」と混同した間違い。「押しも
押されもせぬ」の「せぬ」は、「押しも」「押されも」の二つにかかかる
否定形。実力があって堂々としている様を意味します。
× 寸暇を惜しまず ⇒ ○ 寸暇を惜しんで
「骨身を惜しまず」と混同しやすい誤り。寸暇(すんか)とは、文字どお
り少しの暇。少しの暇さえ“惜しんで”何かすることを指すので、「寸暇
を惜しんで」が正しい使い方。
× 的を得た ⇒ ○ 的を射た
「当を得る」と混同しやすい誤用。「的を射る」とは、うまく的に当てる
ことから転じて、うまく要点をつかむことを指します。「当を得る」は道
理にかなっている、という意味。
以下の混同の例は、私も知りませんでした。
× 微に入り細に入り ⇒ ○ 微に入り細をうがつ
微に入り細に入りの方が語呂がいいため誤用されやすい。うがつは、物事
の本質を的確に言い表すことを指し、「細をうがつ」とはとても細かい点
にまで言及すること。
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