今週お届けした、メールで差がつく言葉遣いについての最終回です。

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動作に伴う言い回し

▼ 崩すための基本
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着物も洋服も「着崩す」には、基本の着こなしを身につけておくことがポイン
ト。土台がないまま崩したところで、単にだらしなく見えるだけです。基礎が
あるから応用もある、というのはどんな世界にも通じることでしょう。

年齢や上下関係にこだわらないタメグチやラフな会話ができるのは、最初にき
ちんとした物言いができ、順を追ってお互いの信頼関を築いてきたから。
初対面で「ち~っす」や「そこんとこよろしく」といったタメグチモードは相
手にも失礼です。

敬語や改まったものの言い方、書き方は知っておいて損はありません。年齢を
重ねるほど、「その言葉遣い、おかしいんじゃない?」と面と向かって注意し
てくれる人は少なくなっていきます。

日ごろから、言葉づかいに注意を払うことで「気づいてないのは本人だけ」と
いう事態を防げます。

▼応用して使いまわしを
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よく使う言葉として、自分の動作に伴う言い回しを挙げてみましょう。

行きます ⇒ 伺います、まいります
帰ります ⇒ 失礼します

知ってます  ⇒ 存じております
聞いてません ⇒ 伺っておりません

~と思います ⇒ ~と存じます
会います   ⇒ お目にかかります

相手の足や手を煩わせるような場合、覚えておくと良いのが下記のフレーズです。

○相手に足を運ばせる場合
ご足労をかけますが、お越しいただけますか。
おいでいただき、ありがとうございます。

○相手に返答や行動を求める場合
お手間をかけますが、ご連絡いただけますか。
お忙しいところお手数ですが、ご回答をお願いいたします。
お手を煩わせて恐縮ですが、ご返送いただけると助かります。

丁寧な言葉づかいは形式的なものではなく、相手への思いやりや敬意の表れ。
ひいては自分への信頼を導くもの。日々、研鑚です。

 

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