今週は、感じの良いひと言について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 先輩から学ぶ(4)
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「お手数」と「お気遣い」

▼ 相手が費やす時間や手間への感謝
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相手に確認や返信を依頼するときに添えるのが「お手数ですが」。

「お手数ですが、至急お知らせいただけますでしょうか」
「お手数かけますが、ご返却をお願いいたします」

相手に何かしらのアクションを促す場合、「お知らせください」「ご返却
ください」だけで済まさず、「お手数ですが」をひと言入れると、丁寧で
気遣いのあるひと言になります。

昨日、取り上げた「恐れ入りますが」も「お手数ですが」と同様の使い方
をするので覚えておきましょう。

私は、相手に時間を割いてもらうような時、必ず添えるようにしています。
前の職場で上司がそうしていたことに学びました。

▼ 相手の心に気づいたら、心で返す
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逆に、相手が気にかけてくれたり、配慮を感じた時にひと言添えたいのが
「お気遣いいただき」。

「いつもお気遣いいただき、ありがとうございます」
「お気遣いくださり、うれしく思っています」

「お気遣い」のほかに「お心遣い」とも言い換えられますね。

相手の気持ちをくみ、その思いやりをありがたく思う気持ちを伝えるひと
言。これは、相手に対する感謝の念がないと、すぐには出てこないもので
す。

ささいなことでも相手の気遣いや気持ちに気づいたら、言葉にして伝える。
書き言葉でも、話し言葉でも、です。その小さな積み重ねが、心を通い合
わせ、信頼関係を築く礎になっていきます。

頼みごとがあるときだけ、親しげに擦り寄ってくる人がいますが、十中八
九いいお付きあいにはなりません。

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