今週は、説得力のある文章について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 説得力のある文章(4)>
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長文化にご用心
ある程度、まとまった量の文章を書くときのコツは、だいたいどういう筋
道で文章を書くか、最初にいくつか項目を挙げてみることです。
本でいえば目次、雑誌の記事でいえば見出しにあたる「項目」を先に挙げ
てから書き出します。
メールの場合も、文章が長くなりそうなときは見出しをつけたり、箇条書
きで先にポイントを示してから、詳細に入る構成にすると読みやすくなり
ます。
会話をする際、話がどんどん横道にそれて「結局、何の話だっけ?」とい
うことがありますよね。これは、その時々に頭に浮かんだことや言葉から、
話題が別の方向に流れていってしまうからです。
文章も書いていくうちに「あれも書きたい、これも書きたい」と書き連ね
ていくと、文字量ばかりが多くなり、本来述べたいポイントがぼやけてし
まうのです。
▼ 最初にあらすじを考える
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書きながら考えるのではなく、書き出す前に「何を書くか」をはっきりと
させてから書くほうが説得力があります。
書くべきポイントを先に見出し(項目)として挙げ、それに沿って書くと
文章がまとまりやすいです。
書くことが好きな人ほど、長文化現象が起きやすいので、最初に「何文字
で書く」と項目ごとにおおよその文字量を決めるとよいでしょう。
長い文章は、書く側は興に乗って書くのが気持ちよくても、読む側は苦痛
だったり飽きてくるものです。ポイントを絞って簡潔にまとめる習慣をつ
けたいですね。
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