今週は、カタカナ言葉についての考察です。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < カタカナ言葉(4)
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                         書き換える配慮

 取材記事を書く際、編集部から「専門用語や外来語は分かりやすい日本語
 に直すか、カッコで短い説明を入れてください」という指示があります。

 例えば、
 「インフラが整備されている」という一文。

 「インフラ」の意味を自分は知っていたとしても「知らない人は知らない
 かも」と少しでも思われるカタカナ言葉は、そのまま使わず

 「社会基盤が整備されている」
 「インフラ(社会基盤)が整備されている」

 と書き換えます。

 カタカナ言葉で書けばひと言でおさまる言葉も、読み手に分かりやすく伝
 えるために書き換える、という配慮は通常のビジネスメールでも社外の相
 手や業界が異なる相手先へメールを書く時に応用できるのではないでしょ
 うか。

 自分はよく知っている言葉も相手は知らないかもしれない、という観点で
 文章を書くことが大切です。

 ▼ カタカナ言葉で仕事が分かる!?
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 話は変わりますが・・・

 メールに使われているカタカナ言葉や使用頻度に、相手の職種や業界の特
 色が表れていると感じることがあります。

 「何か必要な資料や、こちらで取るアクションが
  がありましたら遠慮なくリクエストしてください」

 これは外国人相手に英語でやり取りをする業種の相手から受け取ったメー
 ルの一文です。

 このメールの送信者はカッコつけてるわけでもなんでもなく、本人はいたっ
 て普通にメールを書いているのですが、日ごろから英語でコミュニケーショ
 ンをとっていると、それに影響されて日本語の一文にも「アクション」とか
 「リクエスト」という言葉(この場合、カタカナ言葉というより英語ですが
 …)が自然に出でてくるのでしょう。

 カタカナ言葉の使い方に職種や業界の特徴が表れるのは、面白いなと思いま
 す。あなたの業界ではどうですか?

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