今週は、メールを含む伝達手段の選択についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 何で伝えるか(5)
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情報の伝達、その前に

資料の送付。

基本的に私はFAXで送ることが多かったのですが、
最近はPDF化してメールに添付して送ることも増えてきました。

例えば、取材先の図面をデザイナーに送る場合、
紺地に白い線で描かれたような図面は、
そのままFAXすると受信側は線がつぶれて見えない、読み取れない
という事態が発生します。

以前なら、線が分かるまで拡大コピーしてFAXしたりもしていましたが
今なら、PDF化して(あるいはスキャンして画像化して)
メールに添付する方が確実で分かりやすいです。

撮影した写真もデジタルデータとしてメールに添付したり、
「宅ふぁいる便」のようなファイル転送サービスを利用すれば、
即時に送れます。

何十枚にもおよぶ文書や書類関係も、
以前はすべてFAXで送っていましたが
今はメールに添付すればよく(容量が許す限り)、
随分便利になりました。

▼ 情報の扱いに責任を持つ
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短時間のうちに、画像や文書の資料を大量に送ることができ、
利便性は向上しましたが、情報の取り扱いに対する緊張感が
薄れている気もします。

FAXだけでなく、メールも自分と相手以外の人の目にさらされる
可能性はあります。

ちょとしたミスで、大事な情報が関係ないところに流出したり紛失
という危険も常にあります。

手間や時間がかかっても郵送や、手渡しにするほうが安全
という場面もありますよね。

時間に追われていると、つい、便利な伝達手段に依存してしまいがち
ですが、扱う情報の機密性を守る配慮は
これから先もますます重要になってくるのではないでしょうか。

情報の扱いが簡単で便利になった分、
情報の行方、情報が招く結果についても
思いをめぐらし、意識する必要があります。

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