今週は、返答に困るメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 困るメール(2)
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                           一方的なメール

 受け取って困ってしまうメールに
 「一方的なメール」があります。

 初対面の相手から、こちらの有無を言わさず
 (つまり、こちらの意思を確認することもなく)
 一方的にあれこれとお願い事をされるメールというのは
 困惑します。例えば…

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 神垣さんは、○○○ってご存じですか?
 知らないとしたら、広島のどの程度の人が知っているのか、
 興味があるので、よければ取材を協力していただければうれしいんですが。
 お忙しいのであれば、お時間の取れるときでかまいませんので。
 あるいは、どのあたりを取材したら、その手の情報が手にはいるのか、
 ご存じだったら教えていただけるといいなと思うのです。
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 上記は、地元特有の野菜について調べているというかたからのメール。

 取材協力自体はやぶさかではないのですが
 取材のはっきりした目的もわからず、
 基本的な情報収集も行われない状態での
 協力要請だったため、対応に困りました。

 ▼ 自分の思いが先行すると相手に伝わらない
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 「現在、私は地元特有の野菜○○○について
  地元の方々の認知度を調査中です。
  つきましては・・・」

 と、まず目的を述べ、
  ・どのような方法で調査を行っているか
  ・ついては、どのような点で協力を依頼したいのか
  ・地元のJAに問い合わせてみたが、ほかにも情報収集先として
   適切なところがあれば教えてほしい

 と順序立てて具体的に述べていけば、もっと好印象を与え、
 協力も依頼しやすいメールになったと思うのですが…。

 上記のメールは、送信者の思いが先走ってしまった例です。
 並みならぬ意気込みは感じるのですが、それだけで突っ走らず
 一つずつ確認しながら、足元を固めていく姿勢があれば
 もっと説得力のあるメールになったのではないでしょうか。

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 【しごび】 か ら お 知 ら せ
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 来週の7月1日(水)~3日(金)まで
 まぐまぐのシステムリニューアルのため
 メールマガジンの配信機能が停止します。
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 そのため、
 6月29日(月)~7月3日(金)の1週間
 【仕事美人のメール作法】は配信をお休みします。
 ご了承ください。

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