今日は、間違いやすい敬語表現についてです。
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 メ ー ル の 敬 語             < 謙譲語の間違い >
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                        謙譲語とは

ご存じの通り、敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語とありますが
今回は、間違いやすい「謙譲語」の使い方について取りあげます。

「謙譲語」とは、
自分をへりくだることによって、
相手(または自分の動作が向かう先)に敬意を示す表現です。

本来、自分の言動や動作に付ける謙譲語ですが
へりくだる対象を自分ではなく相手にしている
謙譲語の間違いを見かけます。例えば・・・

「部長が申されていました」

目上の相手に自分から何か「言う」ときに使うのが
「申す」という謙譲語。

ですから、部長が言ったと表現する場合には
「言う」の尊敬語の「おっしる」を使い

「部長がおっしゃっていました」

とします。

このように尊敬語と謙譲語が
ごちゃまぜになっている間違いがほかにもあります。

「記念品を頂いてください」

相手から「受け取る」という動作をへりくだって表現する際に
使う謙譲語が「頂く」。

ですから、相手の動作に使うのはNGです。この場合は

「記念品をお受け取りください」

とします。

 
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