今週は、気をつけたい表記の仕方についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法             < 表記の使い分け(2)
◆─────────────────────────────────◆
                      「下さい」と「ください」

昨日に引き続き
同じ言葉でも、漢字で表記する場合、ひらがなで表記する場合
の2通りがあるという事例を紹介します。

動詞は漢字、補助動詞はひらがな
というパターン。「下さい」と「ください」です。

1)漢字で表記する場合
回答を下さい  考える時間を下さい  チケットを下さい

⇒ 相手に何かを請求する意を表す動詞として
「いただきたい」と同意。「下さい」の前に「を」が付く

2)ひらがなで表記する場合
ご確認ください  ご了承ください  お止めください

⇒ 相手に何かを要望・懇願する意を表す補助動詞として
「ご」や「お」を伴う言葉に呼応
「ください」の前に「~して」が付くことも

動詞は漢字、連語はひらがな
というパターンには「言う」と「いう」があります。

1)漢字で表記する場合
言うまでもなく  あえて言えば  言いにくいことですが
彼が言うには   はっきり言って

⇒ 思ったことを言葉で表したり、述べたりすることを表す動詞
として

2)ひらがなで表記する場合
どちらかといえば  いざというとき  とはいえ
~ということです  ~というわけで

⇒ 「言う」の実質的な意味が薄れている表現に使用

このように実質的、具体的な意味合いをもつ動詞を漢字表記に
補助的、抽象的な意味合いを示す補助動詞や連語をひらがな表記に
使い分けることで、文の見た目にもメリハリがつきます。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

等身大のリアルな中国ビジネスを知りたいなら・・・

設立&運営トラの巻 小さな会社が中国で儲ける方法
設立&運営トラの巻 小さな会社が中国で儲ける方法
クチコミを見る

記事全文を読む