今週は、気をつけたい表記の仕方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 表記の使い分け(2)>
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「下さい」と「ください」
昨日に引き続き
同じ言葉でも、漢字で表記する場合、ひらがなで表記する場合
の2通りがあるという事例を紹介します。
動詞は漢字、補助動詞はひらがな
というパターン。「下さい」と「ください」です。
1)漢字で表記する場合
回答を下さい 考える時間を下さい チケットを下さい
⇒ 相手に何かを請求する意を表す動詞として
「いただきたい」と同意。「下さい」の前に「を」が付く
2)ひらがなで表記する場合
ご確認ください ご了承ください お止めください
⇒ 相手に何かを要望・懇願する意を表す補助動詞として
「ご」や「お」を伴う言葉に呼応
「ください」の前に「~して」が付くことも
動詞は漢字、連語はひらがな
というパターンには「言う」と「いう」があります。
1)漢字で表記する場合
言うまでもなく あえて言えば 言いにくいことですが
彼が言うには はっきり言って
⇒ 思ったことを言葉で表したり、述べたりすることを表す動詞
として
2)ひらがなで表記する場合
どちらかといえば いざというとき とはいえ
~ということです ~というわけで
⇒ 「言う」の実質的な意味が薄れている表現に使用
このように実質的、具体的な意味合いをもつ動詞を漢字表記に
補助的、抽象的な意味合いを示す補助動詞や連語をひらがな表記に
使い分けることで、文の見た目にもメリハリがつきます。
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