今週は、うっかり間違えやすい表現について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 間違えやすい表現(3)
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自覚を覚える?

今週は、うっかり見逃してしまう、間違えやすい表現を取り上げています。

1)○○という役割に自覚を覚え、取り組んでいる。
2)お客様との距離感を感じさせない対応。
3)良い知らせを期待して待っています。

上記はいずれも、意味が重なった「重言」です。

1)「自覚を覚え」→「○○という役割を自覚し」
「自覚」の「覚」と「覚える」が重複。
いずれも「はっきり知る、意識する」の意

2)「距離感を感じさせない」→「距離を感じさせない」
「距離感」は対象までの距離を把握する感覚の意。
「感」と「感じさせない」が重複

3)「期待して待つ」→「期待しています」「心待ちにしています」
「期待」という言葉自体に「待ち受ける、心待ちにする」意が含まれる

こうした重言は、会話ではうっかり使ってしまいがちですが、文字にすると
同じ漢字が続くので重複に気づきやすいです。

記憶を定着させるためにも、気づいたときに辞書で意味を確認しておく習慣
をつけたいですね。

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