今週は、メールを転送する時の留意点についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 転送上手になる
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注意書きを添える

メールソフトの「転送」ボタンを押せば、
簡単に別の相手にそのメールを転送することができます。

便利な機能ではありますが、
転送する際にも幾つか注意すべき点があります。

今週は、メール転送時に気に留めておきたいポイントをとりあげます。

メール転送時の最も基本的なマナーは
「注意書き」を添えることです。

・誰からのメール文を
・何の目的で転送するか

この2点につて、明記して第三者にメールを転送することをお忘れなく。

件名に「Fwd:」が付き
メール本文に
——– Original Message ——–
Subject:
Date:
From:
To:

という表記があれば
「転送メール」であることは理解できても

転送者がどのような意図で、
そのメールを転送してきたのかが分からないと、
受信した側に情報として正しく伝わりません

「○○さんから下記のメールがありました
ご確認をお願いいたします」

といったひと言を冒頭に添えて
転送する「意図」を相手に伝えるようにしましょう。

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今週は、気になる敬語表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 変な敬語(5)
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                     「請求させていただかない」

今週は、気になる敬語の使い方をとりあげてきました。

読者のかたからいただいた「?」な敬語をご紹介しましょう。
社外からの通知のメールにあった一文だそうです

————————————————————

さて、このたび弊社は、
日本国外からオンラインで提供される電子商品等につきまして、
○○社が定める価格相当部分の消費税を
加算して請求させていただかないことにいたしますので、
以下の通り、ご案内申し上げます。

————————————————————

読者が疑問に思ったのは、下から2行目の
「加算して請求させていただかないことにいたします」の一文。

この文で、最も伝えたいのは
「請求時に消費税は加算しません」
ということなので
「加算しません」に焦点当てて述べればよく
「請求させていただかない」というのは余計な表現のように感じます。
そこで…

「消費税を加算して請求させていただかないことにいたしますので」

「消費税は加算いたしませんことを」
とすれば、すっきりと伝わるのではないかと考えます。
それでは言葉足らずということであれば

「消費税は加算せずに請求いたしますことを」
「消費税は請求時に加算いたしませんことを」

という言い回しも考えられます。

伝えるべき用件は何かをまず考え
それに対して敬語を添えることが肝要です。

 
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今週は、気になる敬語表現についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法            < 変な敬語(4)
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 「ご気楽に」

今週は、気になる敬語の使い方をとりあげています。

「参加費無料ですので、ご気楽にお越しください」

丁寧な表現を心がけることは大切ですが
上記の一文のような、過剰な敬語使いもよく目にします。

文末の「お越しください」が相手に対する敬語として機能しているので
この場合の「ご気楽に」の「ご」は不要です。

「参加費無料ですので、気楽にお越しください」

として問題ありません。
そのほかにもこのような例があります。

「素敵なご披露宴でした」

この一文も「ご披露宴」の「ご」は不要で
「素敵な披露宴でした」
で相手に失礼になることはありません。

敬語表現はやみくもに使えば様になるというものではなく
過剰に使うほど、相手への敬意が薄れ、
慇懃無礼な印象を与えることになります。

「適材適所」に使ってこそ敬語が映えることを
忘れずにいましょう。

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今週は、気になる敬語表現についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法              < 変な敬語(3)
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                         「おっしゃられる」

今週は、気になる敬語の使い方をとりあげています。

「お客様がカタログがほしいとおっしゃられるので差し上げました」

よくある敬語の間違いが、この「おっしゃられる」です。
尊敬語「おっしゃる」に、さらに尊敬表現の「られる」や「れる」を
付けてしまい、二重敬語になっています。

この場合、次のように表現するのが適切です。

「お客様がカタログがほしいとおっしゃるので差し上げました」
「お客様がカタログがほしいと言われるので差し上げました」

似たような例としては

「お客様がお求めになられました」
  ↓
「お客様がお求めになりました」

「資料をご覧になられましたか?」
  ↓
「資料をご覧になりましたか?」

があります。

 
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今週は、気になる敬語表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                < 変な敬語(2)
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                    「お持ちしなくてもいいです」

今週は、気になる敬語の使い方をとりあげています。

「資料をお持ちしましょうか?」という問いかけに対して
次の返答がありました。

「こちらで用意できるので、
 お持ちしなくてもいいです」

上記は
「お持ちしましょうか」にひきずられて
「お持ちしなくても…」と返答してしまった例です。

「お持ちする」の「お~する」は
昨日紹介した「ご~する」と同じ謙譲語です。

自分の動作をへりくだることによって、相手に敬意を示します。

相手に対しては
「資料をお持ちしましょうか?」
と謙譲語を使いますが

それに対して「持ってこなくてもいいですよ」と伝える場合は
相手の動作に対して尊敬語の「お~いただく」を使います。

この場合
「こちらで用意できますので、
 お持ちいただかなくて構いません

あるいは
こちらで用意できますので、
 お持ちいただく必要はありません
という表現が適切。

もっとシンプルに
「こちらで用意できますので
 お気づかいなく

という返答の仕方もあります。
<追記>
上記以外の書き換え例としては

「こちらで用意できますので、お持ちいただかなくて結構です」

「こちらで用意できますので、お持ちいただくには及びません」

という書き方もあります。

 
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今週は、気になる敬語表現についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法              < 変な敬語
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                           「ご来場して」

相手に失礼がないよう、丁寧な表現を意識するほど
結果的に過剰になっていたり、使い方を間違えてしまっていたり
しがちなのが敬語です。

今週は、そんな「?」な敬語の使い方をとりあげていきたいと思います。

ご来場していただいた皆様、誠にありがとうございました」

一見、問題なく見える一文ですが、実はよくある敬語の間違い。
謙譲語の「ご~する」と尊敬語の「ご~いただく」が混在している例です。

「ご~する」は謙譲語なので、
本来、自分がへりくだることで相手を高める敬語表現。

上記のように「ご来場して…」と
相手の動作に使ってしまうと、相手を低めることになります。
この場合は「ご来場」の後にくる「して」は不要。

尊敬語「ご~いただく」のみを使えばよく
「ご来場いただいた」とするのが適切です。従って

ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました」

と表記するのが敬語の正しい使い方です。

同様の例として
「ご確認していただけますか」

ご確認いただけますか

「お待ちしていただけますか」

お待ちいただけますか

いずれも「して」は不要です。

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