今週は、間違えやすい敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < メールの敬語(3)>
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「存じあげさせていただく」
聞き覚えて、正しいと思い込んでいる敬語が
実は間違っていたということがあります。
間違えやすい敬語を今週は取り上げてご紹介します。
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昨日、はじめて佐藤さんの会社のことを存じあげさせていただきました。
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「これでもか!」というほど敬語が過剰に使われた一文です。
気持ちは分からなくもありませんが、これでは過剰というより、
濫用に近いかも…。
「お名前は存じあげております」という用法から
謙譲語の「存じあげ」という言葉を使ったのでしょうが
その後に、さらに謙譲語の「~させていただきました」が続いているため
ますますおかしなことになっています。
この場合、むやみに謙譲語を使う必要はありません。
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昨日、はじめて佐藤さんの会社のことを知りました。
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それまで知らなかったけれど、「昨日、はじめて知った」という事実を
伝えればよく、自分の「知る」という行為をへりくだって言う必要は
ありません。
謙譲語を使えば、とりあえず丁寧になる、敬語らしくなる
と使っているのだとしたら、要注意です。
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