今週は、洋数字と漢数字の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 数字の使い分け(5)
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漢数字と洋数字の使い分け

今週は、洋数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介してきました。

「1つ」「2個」「3冊」……と
「いくつ」か、数を数えるときに使うのは洋数字ですが
次のような場合は漢数字を使います。

「気持ちを一つにして」
「二つ返事で了承する」
「三つ巴」
「営業の七つ道具」

「3人に1人が使用」
「9人制バレー」
このように、人を数えるときもや人数を表すときも
洋数字を使います。

対して、次のような慣用句や熟語には漢数字を使います。

「一人前になるまで」
「三者三様」
「十人並み」
「十人十色」

横書きが普及・浸透し
洋数字の方が使いやすい状況はこれからも増えていく一方でしょう。

しかし、定まった意味を持つ言葉には漢数字を使うことも気に留め
使い分けるようにしたいですね。

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今週は、数字と漢数字の使い分けについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 数字の使い分け(4)
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                        漢数字より洋数字に

今週は、洋数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介しています。

昨日の新聞に次のような文面がありました。

「農業など1次産業の生産者が、加工(2次産業)や流通販売(3次産業)
まで手掛けて付加価値を高める「6次産業化」の先進事例に学ぶ研修会」

農・林・水産業などを1次産業とか、第1次産業と言いますが
かつては漢数字を用い「一次産業」「第一次産業」
と表記していました。

しかし、現在は、上記のように新聞でも
「1次産業」「第1次産業」と洋数字で表記しています。

このように「次」がつく言葉で、
漢数字より洋数字の表記が主流になった語としては

「1次試験」「2次試験」
「2次元CAD」「3次元CAD」

などが挙げられます。

しかし、次のような特定の意味を成す「次」がつく言葉は
漢字表記をします。

「一次資料」(元になる資料)
「二次的」 (副次的な)
<追記>
上記以外にも
▼洋数字で表記
1次試験・2次試験
第1次世界大戦
2次会

▼漢数字で表記
二次感染
二次災害

があります。

 
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今週は、洋数字と漢数字の使い分けについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法      < 数字の使い分け(3)
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漢数字か、洋数字に

今週は、洋数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介しています。

豆腐を数えるときは
1丁、2丁…と洋数字を使って表記しますが、

「一丁前の口をきく」のように
一人前という意味で使うときは「一丁前」と漢字表記にします。

では、住所を書く際の「丁目」の前に来る数字は
洋数字と漢数字
どちらが適切なのでしょうか。

「○○町○丁目」までが町名とみなされるため
「紙屋町一丁目」のように漢数字で表記していましたが

横書きの普及もあってか、最近では自治体でも、
「1丁目」と洋数字で表記するケースが増えているようです。

余談ですが……

北海道では「丁目」の前に「条」が付く地域があります。
これは南北の位置を「条」、東西の位置を「丁目」で表すもの。

表記としては
「北2条東1丁目」のように
「条」が洋数字であれば、「丁目」も洋数字で表記。

「条」を漢数字にすれば、「丁目」も漢数字で表記。

位置を示す単位が「条」と「丁目」と捉えれば
「条」を漢数字にして、「丁目」を洋数字にするよりも
漢数字か洋数字か、どちらか一方に統一して表記する方がよいようです。

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今週は、算用数字と漢数字の使い分けについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 数字の使い分け(2)
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                        漢数字と洋数字の区別

今週は、算用数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介していきます。

新聞表記では
・数量や順序などを示す場合 → 原則として洋数字
・慣用句など        → 漢数字
と区別して表記します。

例えば
「4年に1度の五輪」。

「4年に1度」は順番として巡ってくる数値なので洋数字ですが
「五輪」はオリンピックを指す言葉なので漢数字で表記します。

一方、「一度もない」の「一度」は数字としての意味が薄れ、
象徴的に用いられていて、他の数字に置き換えられない表現
なので漢数字で表記します。

「広島の三角州」のように慣用的な使い方をする語では
「3角州」という書き方はしません。

「一角を占める」も同様。
「四角い箱」のように形容詞として使われる場合も
漢数字を用います。

「三角関係」も慣用的な言葉なので、漢数字を用い
横書きでも「3角関係」とはしないのでご注意を!

<追記>
同様の語で洋数字と漢数字で書き分ける例としては
「一人前の職人」と「1人前の料理」
「二大政党制」と「民主、共和の2大政党」
「百八十度の転換」と「180度開脚」
などがあります。

2021年10月13日の日経新聞電子版の記事の見出しに
「女性活躍をやり直そう 働き手目線へ180度転換を」

とありました。
横書きの場合、「百八十度」と表記するより
文字数が少なくなるためかもしれません。

 
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 今週は、洋数字と漢数字の使い分けについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法               < 数字の使い分け
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                       漢数字が適切な場合も

メールに限らず、数値で示すようにすると
具体的に相手にイメージや用件が伝わります。

ただ、気をつけなければならないのが
数や順序を示す場合は洋数字で表記しますが
漢数字で示す方が適切な場合も
あることです。

例えば…
5月から6月にかけて」
と書くときは洋数字を使いますが

五月病」は漢字で表記します。
(ちなみに「さつきびょう」と読む人がいますが
「ごがつびょう」と読みます)。

「いすを3脚用意しておいてください」
という一文では洋数字を使いますが

撮影に使う「カメラの三脚」は
漢数字で表記します。

このように
数や順番を示す場合以外に
慣用的な使い方をする語、ことわざや熟語には
洋数字を使わず漢数字を使います。

今週は、こうした洋数字と漢数字の使い分けについて
例を挙げながら紹介していきます。

ちなみに、新聞表記も
数値の表記は、洋数字が使われるようになりました。

以前は、見出しは洋数字でも
記事中の数字は漢数字ということが多かったのですが
数値表記も洋数字が使われてきています。

 
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今週は、ひと言付け加えたい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 緩衝材になるひと言(5)
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                        「勝手を申しますが」

今週は、日々のメールに添えると好感度がアップする
「緩衝材になるひと言」をご紹介してきました。

用件の前に添えるとよい言葉としては、ほかにも次のフレーズがあります。

勝手を申しますが
こちらの都合で変更してもらうようなときに添えるとよいひと言。
「勝手ながら」という言い回しもあります。

例)勝手を申しますが、下記の通り日程の変更をお願いいたします。

ご面倒をかけますが
「お手数をかけますが」と同じように、
相手の手を煩わせるようなお願い事をするときのひと言。

例)ご面倒をかけますが、再度ご確認いただけますか?

もし、よろしければ
「差し支えなければ」と同様に、相手の都合を尋ねて事を成すときに
添えるとよいひと言。

例)もし、よろしければ、合わせて対応いたしますので
お申し付けください。

これらのひと言は
相手に、こちらの用件を受け入れてもらいやすくするための
「緩衝材」となる効果があります。
使いこなして、コミュニケーション上手を目指しましょう。

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