今週は、間違いやすい慣用語・慣用句についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 気をつけたい表現(4)>
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「のべつくまなし?」
なんとなくうろ覚えのまま使っていたり、
勘違いしたまま使っていたりする表現を
今週は取り上げています。
「彼はのべつ幕なしに口を動かしている」
上記の例文にある「のべつ幕なし」。
絶えず、ひっきりなしにという意味ですが
「のべつまなし」とか「のべつくまなし」という
間違いが見られます。
「のべつ幕なし」の「幕」は芝居に使う幕のこと。
芝居で幕を下ろさずに演じ続けるという意からきた言葉で
「のべつ」は休みなく続くさまを表す副詞です。
表記するときに平がなで「のべつまくなし」とするより
「のべつ幕なし」とする方が意味が分かりやすいです。
▼ 火ぶたを切って落とす?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「幕」を使った慣用句にはほかにも
「幕を切って落とす」「幕が切って落とされる」
という慣用句があります。
物事を華々しく始めるという意味で
「いよいよ大会の幕が切って落とされます」
のように使います。
ここで使われている「幕」は、歌舞伎の舞台で使われる幕のこと。
歌舞伎の開演で、舞台の幕の上部を外して一気に落とすことから
きています。
「火ぶたを切って落とす」という語は
上記の「幕を切って落とす」と意味を混同したもので間違い。
「火ぶたを切る」が適切な使い方です。
このように元の意味をたどって知っておくと
誤った使い方をすることが少なくなります。
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