今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法      < 読者からの質問(3)
◆─────────────────────────────────◆
「ご紹介が遅くなり」

昨日のVOL.1765「ご提出が遅くなり」に対する質問です。

<読者からの質問>————————————————

「ご提出が遅くなり、申し訳ありません」
「ご納品が遅くなり、申し訳ありません」
「ご送金が遅くなり、申し訳ありません」
に、「ご」はいらない、ということはわかりました。

では、「ご紹介が遅くなり、申し訳ありません」
の場合はいかがでしょうか??

紹介は自分がする行為ですが、
なんとなく「ご紹介」としたくなります。

先日、会社でちょっとした会合があり、
確か司会は「ご」をつけていたかと思いますが・・・
(読者 C.Bさん)
——————————————————————

「提出」「納品」「送金」は
相手に向けた行為ですが、

相手を“立てる”種類の行為ではないので
敬語の対象にはならない

つまり「ご」は不要と考えます
と、昨日のVOL.1765 で述べました。

では、C.Bさんから質問があった
「ご紹介」はどうか……

「ご紹介が遅くなり、申し訳ありません」

この一文に言葉を補うと……
「私からあなたを紹介するのが遅くなり、申し訳ありません」
という意味合いになります。

「紹介」のように
相手に向けた行為で
相手のためにすること、相手を立てる行為には
「ご」「お」を付けます。

「ご紹介」の「ご」は
自分が紹介する「相手」を立てる「ご」ということです。

同様な使い方をする表現としては

「ご連絡(が遅くなり)」
「ご説明(が遅くなり)」
「ご案内(が遅くなり)」

があります。

一方、「質問」「集金」のように
相手のためとか、相手を立てる行為でない場合には
「ご」は不要です。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む