今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(3)>
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「ご紹介が遅くなり」
昨日のVOL.1765「ご提出が遅くなり」に対する質問です。
<読者からの質問>————————————————
「ご提出が遅くなり、申し訳ありません」
「ご納品が遅くなり、申し訳ありません」
「ご送金が遅くなり、申し訳ありません」
に、「ご」はいらない、ということはわかりました。
では、「ご紹介が遅くなり、申し訳ありません」
の場合はいかがでしょうか??
紹介は自分がする行為ですが、
なんとなく「ご紹介」としたくなります。
先日、会社でちょっとした会合があり、
確か司会は「ご」をつけていたかと思いますが・・・
(読者 C.Bさん)
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「提出」「納品」「送金」は
相手に向けた行為ですが、
相手を“立てる”種類の行為ではないので
敬語の対象にはならない
つまり「ご」は不要と考えます
と、昨日のVOL.1765 で述べました。
では、C.Bさんから質問があった
「ご紹介」はどうか……
「ご紹介が遅くなり、申し訳ありません」
この一文に言葉を補うと……
「私からあなたを紹介するのが遅くなり、申し訳ありません」
という意味合いになります。
「紹介」のように
相手に向けた行為で
相手のためにすること、相手を立てる行為には
「ご」「お」を付けます。
「ご紹介」の「ご」は
自分が紹介する「相手」を立てる「ご」ということです。
同様な使い方をする表現としては
「ご連絡(が遅くなり)」
「ご説明(が遅くなり)」
「ご案内(が遅くなり)」
があります。
一方、「質問」「集金」のように
相手のためとか、相手を立てる行為でない場合には
「ご」は不要です。