今週は、誤解・誤用しているかもしれない表現についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法        < おかしな表現
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                       「白黒」か「黒白」か

 「 白黒つける 」
 とよく使っっていました。

 是か非か、ことのよしあしを判断するときに
 「白黒つける」
 となんの疑いもなく使っていたのですが

 実はコレ、本来は「黒白つける」と書いて
 読みは「コクビャクをつける」
 と読むことを知りました。

 「黒白(コクビャク)」とは、善と悪、正と邪、是と非という意味。
 色に例えれば、黒と白ほど違うものということからくるのでしょう。

 そして、
 「黒白(コクビャク)をつける」
 「黒白(コクビャク)をわきまえる」
 のように使います。

 「白黒(シロクロ)つける」という表現が一般化しており
 「黒白(コクビャク)をつける」という表現が正しくても
 それを仕事や日常で使うとなると、少々勇気がいります。
 使ったところで、相手に伝わらない可能性さえあります。

 驚いたり、苦しんだりするときの表情を
 「目を白黒させて」と表現しますが
 そのイメージのまま
 「白黒(シロクロ)つける」
 という表現が独り歩きしてしまったのかもしれません。

 「白黒(シロクロ)つける」は間違いで
 「黒白(コクビャク)をつける」が正しい!
 とここで間違いを指摘するつもりはありません。

 ただ、自分で「シロクロ」と思い込んでいた表現が
 「コクビャク」だったという驚きをお伝えしたくて
 今回、取り上げてみました。

 このように、思い込んでいたり、信じ切って疑いもなく
 使っている表現がほかにもありそうです。
 今週はそうした、実は誤解・誤用している表現を紹介したいと思います。