今週は、誤解・誤用しているかもしれない表現についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < おかしな表現 >
◆─────────────────────────────────◆
「白黒」か「黒白」か
「 白黒つける 」
とよく使っっていました。
是か非か、ことのよしあしを判断するときに
「白黒つける」
となんの疑いもなく使っていたのですが
実はコレ、本来は「黒白つける」と書いて
読みは「コクビャクをつける」
と読むことを知りました。
「黒白(コクビャク)」とは、善と悪、正と邪、是と非という意味。
色に例えれば、黒と白ほど違うものということからくるのでしょう。
そして、
「黒白(コクビャク)をつける」
「黒白(コクビャク)をわきまえる」
のように使います。
「白黒(シロクロ)つける」という表現が一般化しており
「黒白(コクビャク)をつける」という表現が正しくても
それを仕事や日常で使うとなると、少々勇気がいります。
使ったところで、相手に伝わらない可能性さえあります。
驚いたり、苦しんだりするときの表情を
「目を白黒させて」と表現しますが
そのイメージのまま
「白黒(シロクロ)つける」
という表現が独り歩きしてしまったのかもしれません。
「白黒(シロクロ)つける」は間違いで
「黒白(コクビャク)をつける」が正しい!
とここで間違いを指摘するつもりはありません。
ただ、自分で「シロクロ」と思い込んでいた表現が
「コクビャク」だったという驚きをお伝えしたくて
今回、取り上げてみました。
このように、思い込んでいたり、信じ切って疑いもなく
使っている表現がほかにもありそうです。
今週はそうした、実は誤解・誤用している表現を紹介したいと思います。