今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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 仕 事  の メ ー ル 作 法            < 敬語レッスン(2)
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                        「釣りをしますか」

 敬語を使うときに起こりやすい
 尊敬語と謙譲語の混同について
 事例を挙げて見ていきましょう。

 目上の相手に「釣りをしますか」と尋ねる場合
 次のどちらが適切でしょうか。

 A)部長は釣りをいたしますか

 B)部長は釣りをなさいますか

 「する」の尊敬語は「なさる」「される」
 謙譲語は「いたす」。

 「相手」が主語のときは尊敬語
 「自分」が主語のときは謙譲語
 を使います。

 この場合、部長が釣りをするか否かを尋ねているので
 主語は部長。

 B)の「部長は釣りをなさいますか?」
 が適切です

 A)の「部長は釣りをいたしますか?」は
 自分が「する」ときに使う謙譲語の「いたす」が
 使われているのでNG。

 謙譲語「いたす」は、
 目上の相手に、自分が「釣りをします」と伝えるとき

 「週末にはよく釣りをいたします」
 のように使います。

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