今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語レッスン(4)>
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「カタログを見てください」
敬語を使うときに起こりやすい
尊敬語と謙譲語の混同について
事例を挙げて見ていきましょう。
客先に「カタログを見てください」と伝える場合
次のどちらが適切でしょうか。
A)新しいカタログができましたので、拝見なさってください。
B)新しいカタログができましたので、ご覧になってください。
「拝見する」は、「見る」の謙譲語。
自分が客先の新カタログを見るようなときに使います。
例)御社の新しいカタログを拝見しました。
しかし、この場合は
カタログを見るのは「相手(客先)」。
「見る」の尊敬語「ご覧になる」を使った
B)が適切です。
A)の「拝見なさる」を分解すると
「見る」の謙譲語+「する」の尊敬語
↓ ↓
「拝見」+「なさる」
となっていて、謙譲語と尊敬語がミックスしています。
それらしい敬語のようで、
結果的にちぐはぐな言い回しにならないように
気を付けましょう。
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【しごび】 の お す す め
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