今週は、「話し言葉」と「書き言葉」の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < くだけすぎる表現(4)
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考えてるみたい

今週は、くだけすぎる「話し言葉」を例に挙げ
「書き言葉」への書き換えを紹介しています。

「彼は、前の失敗は、自分のせいだと考えてるみたいです」

話し言葉では
「以前」のことが「この前」「前」
「それから」が「あと」
として通用するので、書き言葉にもそれをそのまま持ちこむ
ケースが見られます。

上記の文例にある
「考えてる」のような「い」抜き言葉も
「思ってる」「話してる」「見てる」のように
うっかり使ってしまいがちです。

「考えてるみたいです」の「みたい」も
書き言葉では「~ているよう」とします。

これらを踏まえ、冒頭の文例を「書き言葉」として書き換えると
次のようになります。

「彼は、先日の失敗は、自分のせいだと考えているようです

この場合の「前は」、「先日は」のほかに「前回の」とか
「○○プロジェクトの」のように具体的に「何」を指すか書く方が
より具体的に伝わります。

話し言葉を使うと、ふわっとした曖昧な内容になりやすいので
書くときには、できるだけ、はっきり、具体的に表現することを
心がけましょう。

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今週は、「話し言葉」と「書き言葉」の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < くだけすぎる表現(3)
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やっぱ~みたいな

今週は、くだけすぎる「話し言葉」を例に挙げ
「書き言葉」への書き換えを紹介しています。

やっぱ、思い入れがあったんで
新作を拝見してすごい感動した、みたいな

心動かされた様子をダイレクトに表現するには
話し言葉の方が臨場感があるものですが
上記の文例のように、くだけた表現のオンパレードになると
軽薄な印象をぬぐえません。

しかも、くだけた言葉の中に「拝見して」という敬語が混じっていて
統一感のない文章になっています。

敬語をいきなり持ちこんでも、文がちぐはぐにしかならないので
ここでは「新作を見て」とする方が文の流れは自然でしょう。

話し言葉としてよく使う
「やっぱ」は「やはり」
「すごい」は「すごく」「とても」「大変」などに書き換えを。

「みたいな」のように、言い切らず、ぼやかす表現も
文章のしまりがなくなるので、不要です。

したがって、上記の文例は、次のように書き変えることができます。

やはり、思い入れがあったので
新作を見てとても感動しました」

勢いに任せて書くのではなく、読み返して
統一感、節度のある書き言葉に整えてみましょう。

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今週は、「話し言葉」と「書き言葉」の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < くだけすぎる表現(2)
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わたし的にはがっつり

今週は、くだけすぎる「話し言葉」を例に挙げ
「書き言葉」への書き換えを紹介しています。

「わたし的にはがっつりサポートさせていただくつもりです」

「わたし的」に限らず「ぼく的には」「会社的には」
といった表現も身近になりつつありますが、

ビジネスメールに書くときは
「~としては」と書きかえるのが適切です。

「がっつり」も今どきの話し言葉の一つですが
書くときには「しっかり」「十分」のように
書きかえる方がよいでしょう。

「私としてはしっかりサポートをさせていただくつもりです」
「私としては十分なサポートをしていくつもりです」

親しい間柄の者同士なら
さらっと通じる表現も

仕事のやり取りでは、
くだけすぎた表現は親しみを通り越して、
軽々しい印象を与えることがあります。

会話では何気なく使っている表現も
ビジネスメールで使うときは
相手に与える印象(効果)を考えて書きかえるようにしましょう。

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今週は、「話し言葉」と「書き言葉」の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < くだけすぎる表現
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 「まじ、すごい」

メールは、「書く」ツールではありますが
手紙ほど堅苦しくなく、電話のように気軽にやりとりできるせいか、
表現が限りなく「話し言葉」に近い「書き言葉」になりがちです。

親しい間柄の人と私的なやり取りをする場合は
「話し言葉」モードで問題ありませんが
ビジネスメールとなると、そうはいきません。

LINE、Twitter、FacebookといったSNSや
ワントゥワンでつながる携帯メールのやり取りに慣れていると
(というか、それしか経験がない場合もありますが)

対応を切り替えないと、相手に失礼だったり
伝えるべきことが伝わらないメールになってしまったりするので
注意が必要です。

例えば
「昨日の展示会、まじ、すごかったです」

「まじ」は「まじめに」が略された言葉で
言ったり、聞いたりすることも多いため
うっかり使ってしまいがちですが
ビジネスメールではくだけすぎる表現です。

「すごい」というのも何でも使えて便利な表現ですが
どのようにすごかったか、具体的に書く方が伝わります。
例えば……

「昨日の展示会は、予想以上の参加者数でした」
「昨日の展示会は、3Dプリンタの出展が大半で驚きました」

略語や流行語を避け、曖昧にまとめず具体的に表現することが重要です。

今週は、こうしたくだけすぎる「話し言葉」を例に挙げ
「書き言葉」への書き換えを紹介します。

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今週は、読者からの質問にお答えします
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法                       < 読者からの質問(3)
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                                                             疎遠にしていた相手への連絡

<読者からの質問>————————————————

長い間、連絡を取っていなかった相手にメールを送るとき、
失礼にあたらない、また、厚かましくない書き出しを知りたいです。

「覚えていらっしゃいますか?」
「~以来のご連絡です」
のような言葉を添えた方がよのでしょうか?
(読者 N.Oさん)
——————————————————————

このような場合
「ご無沙汰しております」というフレーズを使うのが最適かと思います。
例えば…

大変ご無沙汰しております
 ○○のときにお世話になりました、ABC商事の佐藤です。
 その節は、ありがとうございました。

・大変ご無沙汰しております
ABC商事の佐藤です。
その節はお世話になりました。

「ご無沙汰しております」と同じ意味で使う言葉に
「お久しぶりです」があります。

「お久しぶりです」は、自分と立場が同等な相手に使うのに適した表現で
自分より目上の相手に対しては、「ご無沙汰しております」が適切です。

相手によって使い分けに注意しましょう。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、「。」と「、」の打ち方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法               < 句点と読点(3)
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読点の付け方

文章を書くときになくてはならない
句読点について、今週はおさらいをしています。

今回は読点「、」のお話。

読点は、文章を読みやすくしたり、
文の内容を正しく伝えるために打つものです
共同通信社「記者ハンドブック」より)。

ただ、メールが普及して
この読点をどこで打つかが曖昧になりつつあるのを感じます。

というのが
メール文の場合、読点の代わりに
改行を入れて、次の行に移るという書き方が
多いからです。

この文章もまさにそうですよね。

本来は
「というのが、メール文の場合、読点の代わりに改行を入れて、
次の行に移るという書き方が多いからです」
という文章なのですが

メール文は、文の区切りのいいところで改行するので
そこが読点を打つ部分のようにも見えてしまうのです。

こうしたメール文に慣れてくると
いざ、文書を書くときに読点を打つリズムが狂うというか
おかしな箇所に読点を入れてしまうことがあります。

では、どこに読点を入れるのが適切なのか?

ポイントは3つ。

1)主語の後
2)接続詞の後
3)並列する語の間

詳しくは明日、例を挙げながら解説します。

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