今週は、メールをやりとりする際に気をつけたいことについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < ちょっとした気配り(3)
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返信への配慮

今週は、メールをやり取りする際のちょっとした心遣いについて
取り上げています。

頻繁にやり取りがある客先から届くメールには
仕事の依頼のメールの
文末にいつもこんな記述があります。

「不明な点や、納期が厳しい場合は
ご連絡をお願いします」

商材紹介の記事を毎月10~20本書いて納品している客先なのですが
商材別の原稿依頼メールが週に何回か送信されてきます。

頻繁にメールのやり取りをしているので
「何か問題があるときだけ連絡してね」という旨の上記のメールは、

受け取る側としては
依頼があるたび「拝受しました」「承りました」というメールを送る必要がなく
ありがたく思っています。

▼通常のメールの流れ
客先→自分 仕事依頼
客先←自分 依頼へのお礼または承りましたメール
客先←自分 原稿提出

という流れですが

▼この客先とのメールの流れは…
客先→自分 仕事依頼
客先←自分 原稿提出

この一往復でやりとりが済むというわけです。

もちろん、受注する側としては
その都度、「承りましたメール」を送るのが基本です。

特に、やり取りの回数が少ない相手から
連絡や添付でファイルが送信されてきたような場合は
「拝受しました」「確認しました」「承りました」と
知らせることで、
相手はちゃんとメールが届いたことを確認でき、安心します。

相手とのやり取りの頻度によって
メールを送る必要がある場合とそうでない場合があることを知り
相手の手間を減らすひと言
相手を不安にさせない対応
を工夫したいですね。

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【しごび】 の お す す め
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今日は、なぜか「広島名物」を紹介する雑誌で取材を受けます・・・。

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今週は、メールをやりとりする際に気をつけたいことについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < ちょっとした気配り(2)
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依頼の仕方

今週は、メールをやり取りする際のちょっとした心遣いについて
取り上げています。

ある客先の担当者から、下記のような取材依頼のメールが送られてきました。
——————————————————————
○○の方から取材の件で電話がいっていると
思いますが、「△△△△△」というテーマで
取材が入っています。

取材先の代表者の都合を聞いていますので
取材をお願いいたします。

また、代表が運営する市民グループに関しては
ネットで調べておいてください。

一応、以下は代表者のの連絡先です。
——————————————————————

冒頭の「○○」さんは、同じ客先の先輩担当者です。
その方からの紹介で、このメールの担当者からも取材依頼があり
その文面が上記です。

文面から、まだ日の浅い新人担当者と想像しました。
取材に関するおおよそのことは書いてあるのですが

企画の意図や、原稿の文字数、提出期限など
書く側が必要とする具体的な情報報が足りず、
何回かやりとりをして
やっと全体像が把握できたからです。

先輩担当者からの原稿依頼のメールには
取材先の基礎データ(連絡先やURL)のほか
参考資料やページのラフデザインまで送られてきていたので
つい比較してしまい、不親切だな~と感じてしまいました。

同じ依頼でも、上記の担当者とその先輩担当者との違いは
依頼を受ける側(発注者に対して受注者)の立場で
説明ができているかどうかです。

この場合、取材するライターにとって必要な情報は?
という配慮があれば、一度のメールのやり取りで済んだ事柄でした。

仕事の依頼のメールでは
「相手が仕事に取り掛かる際に必要とする情報」に
思いがめぐらせるかどうかがポイント。

それができる人とは仕事が非常にやりやすいです。

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今週は、メールをやりとりする際に気をつけたいことについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < ちょっとした気配り >
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署名の情報

読者から、次のようなお便りをいただきました。

<読者からのお便り>———————————————-

メールも何度かやりとりをすると、相手の方も慣れてきて、
名字だけで送られる方がいらっしゃいますよね。

でも、いただいたメールに対して、
「あ、これは電話で返事したい」と思った時に、
役職、電話番号がすぐに出てこないことがあるじゃないですか。

ことに私たちのような個人事業主は、
おつき合いする人も幅広いので、
お客様をいちいち電話に登録しませんから。

その度に、名刺をひっくり返したり、
最初のメールを探したりするのに時間がかかるんですよ。

どんなに慣れた相手でも、やっぱり仕事のメールには、
社名・部署名・フルネーム・電話番号
は必要だと思うのですが、いかがでしょうか?
(読者 R.Yさん)
——————————————————————

私もまったく同感です。

私のビジネスメール用の署名にも
郵便番号、住所、電話番号は必ず入れています。

メールでやり取りした後、郵便物を相手に送ったり
電話で連絡するとき
署名にこれらの情報があるとないのとでは
対応のスピードが全然違うのを
身を持って知っているからです。

罫線や記号で飾ったり、やたらとPRの多い署名より
住所や電話番号といった基本情報がきっちり書かれている
署名の方が、ずっとありがたいのです。

何度もやりとりする相手には
簡易な署名を、という考えもありますが

ビジネスメールにおいては
名刺に記載されている情報がメールの署名にも同じようにあると
受け取る側には重宝です。

このほかに内線の電話番号やスカイプ名などがあると
便利なことも。

要するに、自分に直接連絡できる手段を
署名にも明記しておく方が、情報も早く入るということを
気に留めておきたいものです。

今週は、このように
メールをやり取りする際のちょっとした心遣いについて
述べていきたいと思います。

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今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(3)
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                           末尾の「以上」

<読者からの質問>————————————————

末尾に下記一文を入れることについて、
個人的に少し“きつい”イメージがあり、控えがちです。

「以上、宜しくお願い致します。」や、
「以上。」

使用した方が、返信が重なったときなど
読みやすいとは思うのですが、

取引先に対して送る際など、失礼にはならないか
気になっていました
(頂くメールではしばしば見受けられるんですよね)。

神垣さんはどのようにお考えでしょうか?
ご教示頂ければ幸いです。

※因みに社内メールに関しては多用しています。
(読者 S.Fさん)
——————————————————————

「以上」には、文書や目録などの末尾に記して
「終わり」表す意味あいがあります。

メールで「以上」を使うのも
「用件はここまで」というのを明確にし、
確認する意味が込められていると思われます。

おそらく、社内メールで使われるのが主流だったものが
次第に対外的なメールでも使われるようになったのではないか
と推察します。

ただ、ビジネスメールで社外の相手に対して
文末が「以上」だけで終わってしまうのは
少々、そっけいない気がします。

相手とのやり取りの頻度や親密度にもよりますが
対外的なメールの文末を「以上」だけで終わらせるのは
抵抗があるので、私は言葉を添えるようにしています。

例えば、用件を書いたあと

「○○については以上です。
ご対応のほど、よろしくお願いいたします。」

という感じです。

「以上」で確認した用件について、相手にどうしてほしいのか
(確認とか対応)を述べて文章を結ぶようにすると
丁寧な印象を与えるのではないでしょうか。

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夏休み、お子さんと一緒にご覧いただきたい映画です。

「The A-bomb ヒロシマで何が起こったか」

原爆について詳しく知らないかた、関心を持ち始めたかたたちに
「原爆とは何か」をわかりやすく説明する
入門編的な教育映画です。

上記のWebサイト上で動画がご覧になれます。

 

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問(4)
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                          名前の後の「拝」

<読者からの質問>————————————————

「しごび」VOL.1057 に「拝」についての記載があり、
関連する疑問を持っていたので、勇気を出してメールしました。

その疑問は、メールやハガキの差出人名の後に付ける
「拝」です。

「○○ 拝」のような差出人名を記載した
メールやハガキをたまに頂戴することがあります。
自分をへりくだって用いていると思われますが、
私は浅学なため知りませんでした。

少し調べてみると、ある手紙の書き方の書籍に、
自分の名前はフルネームが基本で
「拝」を付けると目上の人に対して失礼にあたる
と解説がありました。

しかし、それ以上の詳しい説明がなく、出典も定かではないので
正しい情報かよくわかりません。

私にとってよくわからない「拝」の所以を知りたく思います。
もし、「しごび」に取り上げていただけたら幸いです。
(読者 T.Tさん)
——————————————————————

VOL.1057 間違えやすい敬語として取り上げた「ご拝読いただき」
の記事に関連して、いただいた質問です。

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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法         < 読者からの質問(2)
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                            複数の宛名

<読者からの質問>————————————————

仕事でメールは必要不可欠なのですが あて名についてです。
以前  ○○会社 社長 △△様 という類の質問&回答はありましたが
下記のような場合、どのようにしたらよろしいでしょうか?

◇◇館長、○○課長、△△センター長、□□先生 あてのメールです。
複数あてですので、いちいち苗字+様とは入力しません。

私は ◇◇館長 様、○○課長 様、△△センター長 様
□□先生 とします。

以前、「殿」については、上から目線という回答がありましたし、
最近はあまり殿をつかわなくなりましたので、「様」とし、
先生の場合のみ ××先生というように区別しています。

御多忙とは存じますが、ご教示いただきますよう
よろしくお願いいたします。
(読者 Iさん)
——————————————————————

「館長」「課長」「センター長」といった役職名も
「先生」と同様に敬称なので、「様」は付けません。

もし、Iさんのように複数の人の宛名を羅列するのであれば

 ◇◇館長 ○○課長 △△センター長 □□先生

とする方が良いでしょう。

そのほかの書き方として
同じ内容の文書を上記の方々に送信(回覧)するのであれば
宛名を「各位」とするのも一つの方法です。

もし、そのメンバーを総称する呼び名があるのであれば
例えば
「○○協議会 各位」とすることもできます。

メンバーを総称する呼び名がない場合は
「関係各位」
としてもよいでしょう。

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