昨日に引き続き、今日も「メーリングリストの作法」についてです。

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仕 事 の メ ー ル 作 法   <メーリングリストの作法(2)>
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メーリングリストに参加する際の基本の作法、「件名」についてです。

▼ 漠然とした件名には反応が少ない
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メーリングリストに参加すると、一日に何通ものメールが届くようになり
ます。そこで重要になるのが件名(サブジェクト)。

複数のメールの中から読むか否かの判断は、まず件名をチェックしてから
になります。メールの内容が具体的にイメージできる、あるいは参加メン
バーの興味をひくような件名は、反応しやすいものです。

よくあるのが「教えて」「どうも」「すみません」という漠然とした件名。
件名を考える際は、「メールの中身を読めばわかるから」と安易に考えず、
おおよそメールの内容の察しがつくような件名を工夫しましょう。

▼ ひきつける件名を書くには
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MLでは、投げかけた件名の良し悪しは、参加者の反応メールの数である
程度測定できます。多くの反応が得られる件名を考え、工夫することは、
ひとことで端的に内容を伝える良い訓練になります。

「○○の設定の仕方を教えて」「○日の交流会の出欠について」「おすす
めの紅茶専門店」など、何について聞きたいのか、何について書きたいの
かを明確にすることがポイント。核心となる言葉を中心に、件名を組み立
てるようにするとよいでしょう。

ひきつける件名は、MLに限らず通常のメールのやりとりでも大切です。
全文を要約して一行にまとめるとどうなるか。長い文章には合間合間に見
出しをつける。こういったことを日常的に行う習慣をつけておくと、的確
な件名が書けるようになりますよ。

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涙目で必死で叩くキーボード。
よりによって、配信間際にネットがつながらなくなってしまいました。
ギリギリ配信も一貫の終わり。
というわけで、本日、20分遅れの配信です。とほほ

さあ、今日から「メーリングリストの作法」についてです。

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仕 事  の メ ー ル 作 法     <メーリングリストの作法
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メーリングリストに参加する際の基本の作法をご紹介します。

▼ メールで連絡事項や意見を共有する場
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メーリングリストとは、同じ目的や興味をもつ参加メンバーが定められた
メールアドレスにメールを出すと、自動的にメンバー全員にそのメールが
配送されるサービスの総称。略してML(エムエル)とも言いますね。

その専用メールアドレス宛てに参加者がメールを送信すると、登録されて
いるすべての参加者に届けられるので、連絡事項や意見を参加者全員で共
有することができます。

無料で開設できるMLには、FreeML(フリーエムエル)などがあります。
http://www.freeml.com/

▼ 参加者と会話する公共の場がML
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MLに参加する際の最初のマナーは、「はじめまして」と参加する際に名
を名乗り、簡単な自己紹介をすることから始まります。既知の仲間同士で
MLを開設した場合は、MLからのメールが届いている旨を知らせる確認
メールを投稿して意思表示を。

名乗りもせずいきなり投稿しても、誰の発言がわからず混乱のもとです。
複数の参加者と会話する公共の場がMLであることを意識して、誰の発言
か明確にするためにも、基本的なことですが、まずは名を名乗りましょう。

MLに参加する際に意識しておきたいのが、MLから来るメールは自分だ
けに届いているのではないということ。当然、自分が出したメールも登録
メンバー全員に送られ、メンバーの目に触れます。個人対個人がメールを
やり取りをする場ではなく、個人対複数がメールをやりとりする場である
ことをお忘れなく。

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今日は「メールで築くいい関係」最終回です。

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仕 事 の メ ー ル 作 法      <メールで築くいい関係・番外編
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番外編として仕事の心構えを一席。

▼ 言ってもらえるうちが花
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たとえば、社内の上司や先輩に間違いを指摘されたり、注意・忠告しても
らえることって、実はすごくありがたいことです。私自身もフリーランス
になって初めてそれがわかりました。

会社員時代、上司や先輩に何か言われるたび、ただただ鬱陶しいばかりで、
「でも」「だって」と口ごたえばかりしていました。でも、いざ、フリー
になってみると、自分の仕事ぶりや原稿の良し悪しを客観的に評価したり
注意してくれる人がいないことは心細く、戸惑うことも多くあります。

「言ってもらえるうちが花」。フリーになったら、言ってくれる人、そう
はいません。

▼ 直言メールはしばらく置いて…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
自分にとって耳の痛い意見ほど、避けずに受け入れる勇気も必要。明らか
な中傷や意地悪は別として、自分の成長を思って厳しい意見をくれる人ほ
ど大切に。

個人で仕事をしているような場合ほど、そういう存在を自ら求めていかな
ければ、知らず知らずのうちに一人よがりの困ったチャンに陥る危険も。
実は、それが一番コワイ。一人いればいいんです。自分にとっての目利き。

ただ、メールで直言されるとつらいです。受け取る側は。メールの文章は
必要以上に冷たく感じますから。だから私は、一度読んで「あいたた~」
と思ったメールはすぐに返事せず、しばらく置いてから再読し、冷静にな
ってから返答しています。

来週は21日は祝日のため配信もお休みです。
22日(火)から、また一緒にメール作法を考えていきましょうね。

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引き続き、ちょっとした心づかいを送るメール作法、第4話です。

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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    <メールで築くいい関係(4)>
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今回は「質問」についてです。

▼ 一歩先を想定して書く
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
質問や問い合わせのメールは、相手の手を煩わせないように心がけたいも
の。メールのやりとりが何往復もせずに済むよう、質問やポイントをあら
かじめまとめておくといいですね。一歩先を想定して尋ねる、あるいは、
相手が返事をするだけでよいような書き方を工夫しましょう。

ケースバイケースですが、たとえば、
・日程を決める場合はいくつか候補日を挙げ、時間と一緒に場所も決める
・相手のメールの内容がどちらにもとれるような場合は、
「○○○についてはAという理解でよろしいですか」と自分の解釈を書
いて打診する
・Aの場合は○○○、Bの場合は△△△です…というふうに、想定される
状況を挙げ、相手がどちらか選ぶだけで答えられるように書く

確認のメールで、「ご了承いただける場合は返信は不要です」という書き
方も一つです。

▼ 回答にも時間と労力
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
聞くのはタダ。ですが、回答するのにも、質問と同じかそれ以上の労力と
時間が費やされています。読むのはすぐでも、書くのは時間を要すること
を心に留め、回答に対する返信の冒頭には、まず「ご回答ありがとうござ
います」と感謝のひとことをお忘れなく。そして、回答に手間取らない具
体的な質問を心がけましょう。

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ちょっとした心づかいを送るメール作法、第3話です。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    <メールで築くいい関係(3)
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今回は「断り方」についてです。

▼ 断る前に「ありがとう」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
断り方にも神経を使います。「だめです」「行けません」「できません」といっ
た単刀直入な言い方は、メールの場合、口で言うよりきつく感じられるので注
意が必要。

「お声をかけていただき、ありがとうございます。あいにく○○のため…」

こんなふうに、断りを入れる前に感謝の気持ちを添えるだけで、直截な言い方
が緩和されます。

▼ 理由をはっきり
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
言われて嫌な断り方が「社内で討議したところ」「みんなに聞いて検討したん
だが…」という言い方。

婉曲な断り方としてよく使われるフレーズですが、私はなぜダメなのか、なぜ
やめるのか、はっきり言ってもらった方がいいです。全体化してお茶を濁すよ
うな断り方より、理由をきっちり言ってもらった方が断られた側の改善につな
がると思うからです。これも人によりけりかもしれませんが…。

率直にものが言い合える関係を築いておくためにも、日ごろのなにげない言葉
遣いを見直したいですね。

 

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昨日に引き続き、「メールで築くいい関係」第2話です。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法    <メールで築くいい関係(2)
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ちょっとした心づかいを送るメール作法

▼ ひと言メールで実況報告
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「報・連・相」は、言わずと知れたビジネスの基本ですね。この報告・連絡・
相談はメールのやりとりでも不可欠です。

むしろ、報告と連絡はメールだからこそ、手を抜かずマメに送っておきたいも
の。言った、言わないの後々のトラブルを避けるための記録にもなります。

こちらが思うこと、していることは相手には見えません。だから、ひと言メー
ルで実況報告を。状況を知らせるそのひと手間が、相手に安心感を与え、やり
とりを円滑にします。

▼ ひと手間がつくる長いお付き合い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・資料のファイルを受信したら「受領しました」「確認しました」

・「○日までにはお送りします」「△日まで時間を要します」といった作業の
進捗報告

・「現在、問い合わせ中です。もうしばらくお待ちください」という
経過報告 など

ポイントポイントで簡潔に状況をまとめ、メールを送信しておけば、電話のよ
うに相手の時間を奪うことなく、報告・連絡が完了します。

安心して仕事を任せてもらうためにも、マメな連絡と報告のひと手間は惜しま
ずに。

<追記>2018.10.22
送る側は面倒、手間と思うものですが、初めての相手や関係がまだ浅い間柄の
相手だと、受信した旨の連絡があると安心できます。

 

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