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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 読者からの質問
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「是非」の表記

<読者からの質問>————————————————

「是非」の使い方ですが
「是非とも○○」「是非○○して下さい」
などの場合があります(お願いの文書ですね)。

私は「非」という漢字をふさわしくないと感じていまして
「ぜひとも○○」「ぜひ○○して下さい」としていますが、
一般的にいかがなものでしょうか?
読者 A.Oさん
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ご質問にあるように、副詞として「是非」を使う場合は
平がな書きで「ぜひ」としていいようです。

共同通信社の記者ハンドブック
朝日新聞の用語の手引

いずれも副詞の「ぜひ」は平がな書きで表記が統一されています。

一方、可否や賛否という意味で「是非」を使う場合は、
漢字の方が意味が分かりやすいです
(この場合は「是否」ではなく「是非」)。

「是非」のように、漢字で書くと字面や印象が強すぎて、
使うのがためらわれる言葉があります。

「非常に」とか「絶対に」などもそうではないでしょうか。

「非常に」の代わりに「とても」、
「絶対に」の代わりに「必ず」「どうしても」と
言い(書き)換えると印象が和らぎます。

すべて平がな書きの文章も読むのに疲れますが、
漢字がやたらに多く、威圧的な文章もいただけません。

文章を書くときは、漢字と平がなのバランスを意識すると
心地よく読みやすい文章になります。

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