今週はメールのやりとりの終わらせ方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 切りあげるひと言(5)>
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心地よい余韻
手紙や文書であれば、末文に「時節柄、くれぐれもご自愛ください」
のようなフレーズが添えられたものですが、
メールでは前段の時候のあいさつとともに、相手の健康や様子を気遣う
ような末文も省略されることが多くなりました。
メールを始めたころは、まだまだ「メール=手紙」という感覚があり、
やたらと長い文章を書きしたためていた時期もあり(私だけ?)ましたが、
メールは伝えたい用件だけを簡潔にまとめ即座に伝えるツール
という認識が広まるにつれ、手紙調のあいさつの類は不要なものとして
姿を消しつつあります。
特に、ビジネスメールでは、
「了解しました」「以上、よろしくお願いします」で完結するのですから、
末文をあれこれ考える必要もないのかもしれません。
▼ 相手への気遣いを言葉に
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ただ、人と人とがやりとりするものですから、
ビジネスライクな内容の中にも、相手を気遣うひと言があると、
メール一つで相手への印象が好転する、あるいは一歩深まることもあります。
「どうぞお元気で」
「これからも応援しています」
そんなひと言でも、メールの最後に添えられていると
うれしく感じられるもの。
夜のメールであれば「では、おやすみなさい」で
お互い、気分よく区切りがつけられます。
特別な言葉や飾り立てた言葉でなくても、
相手への気遣いを伝えるのは、日常使う言葉で事足ります。
要は、その気持ちがあるかないか。
お互いに心地よい余韻を残せる言葉でメールを結べたらいいですね。