今週は“気になる言葉”をピックアップしてご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 気になる言葉(5)
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「たり」の謎

Wordで文章を打っていて、いつも気になっていたのが
「たり」を使うときです。

たとえば
「見たり、聞いてみて分かった」という一文。

このように「たり」を使った文を書くと、
そのたびに文章チェックの下線が入っていたのですが
(Wordで文章を書くと、誤った表現にチェックが入りませんか?)
その理由が最近まで分かりませんでした。

「朝日新聞の用語手引」によると

動作や事物の並列を示す助詞「たり」は
二度目以降の「たり」を省略しない

とあります。つまり、
並列する動作の両方に「たり」をつけるのが
適切ということ。

ですから、上記の一文は
「見たり、聞いたりしてわかった」
となります。その他の例では

「改めて確認したり、念を押す際に使うフレーズ」

「改めて確認したり、念を押したりする際に使うフレーズ」

ただし、「たり」はひとつでOKJという場合もあります。
次の例文のように、一つの事例を挙げて、同様のことを暗示する場合は
「たり」を使うのは一回になります。

「そんな不用意なことを言ったりすると、後で大変です」

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