今週は、読者からのご意見・質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 読者からの質問(3)
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「宛先」と「件名」

メールの「宛先」と「件名」について、それぞれ読者のかたから
下記の質問をいただきました。

<読者からの質問-1>———————————————-

過去にも取り上げていただいたと思いますが、
件名に「おはようございます」「ありがとうございます」等の
スパムメールとおぼしき件名を書いてくる友人や会社の社長がおります。

親しい友人には二人だけに分かる件名、
例えば「柿とり手助け、ありがとう」と書いてほしいと言いましたが、
社長には遠慮してしまいます。

このような場合は、社長本人が自覚するまでは
社長からのメールを受け取るたびに
スパムメールか否かの判断をしなくてはならないと考えております。

神垣様はこの社長にどのように自覚してもらえるようにされますか。
ご教示いただきたくお願いいたします。
(読者 N.Tさん)
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懇意な相手なら、件名を変更してほしいと伝えやすいですが
客先となると、言いづらいものがありますよね。

この場合、相手に件名の変更を働きかけるより
自分のメールの受信設定を変えてみるのも一手です。

相手専用のフォルダを作り、振り分け機能で
自動的に所定のフォルダにその相手からのメールが
振り分けられるようにしておくのです。

そうすれば、スパムメールと紛らわしい件名を相手が送ってきても
判別がつくのではないでしょうか。

<読者からの質問-2>———————————————-

最近、あて先名に「様」をつけたメールを受け取ります。
個人的なメールです。

書かれた方が思慮深い方、礼儀正しい方と改めて見直すのですが、
さて、返信時、名前に「様」をつけたものかどうか悩みます。
悩むというよりアドレスの手直しが面倒(>_<) なのです。
私の性格が表れますね。

こういうメールの出し方は最近増えているのでしょうか?
どう思われますか。
(読者 M.Hさん)
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メールを開封したときの「宛先」に表示された自分の名前に
「様」などの敬称が付いている、ということですね。

これは、相手が自分のアドレスを敬称込みで
メールソフトのアドレス帳に登録しているということです。

相手は自分のアドレスを登録しているのに
自分は相手のアドレスを登録しておらず
返信時はの宛先が敬称抜きのまま、ということはよくあります。

この場合、私はアドレス帳に登録はしなくても
敬称は必ず付けて返信します。

私が使用しているメールソフト「Thunderbird」は
返信時の宛先欄に名前とアドレスが両方表示されるため
敬称を付加しやすいので、面倒とも思いません。
但し、名前が日本語表記の場合に限りますが…。

宛先の表示は、メール開封時に相手の目に触れる部分なので
敬称を添える配慮はあってもいいのではないでしょうか。

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