今週は、読みやすいメールを書くポイントについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < メールの文章(2)>
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文を飾らない
修飾語が多い文章は読みづらいだけでなく、
「何が、どうした」というポイントが絞りにくく、
結果として何が言いたいのか分からない文章になってしまいます。
例えば、次の一文をみてみましょう。
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当メルマガは、お陰さまでまぐまぐでは「殿堂入り」しており、
3年以上継続している、読者の精読率も非常に高いメルマガです。
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「メルマガ」にかかる言葉が多いために、本当に言いたい
「精読率が高いメルマガ」というポイントがぼやけています。
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当メルマガは、読者の精読率が非常に高いメルマガです。
2005年の創刊以来、3年以上継続して配信しており
読者数もXXXX人でまぐまぐの「殿堂入り」を果たしました。
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このように、先に「精読率が高いメルマガ」と述べ
その理由は、後で補足すると文章がすっきりし、わかりやすくなります。
名詞、特に主語を修飾する言葉が長くなるほど、
意味がぼんやりしてしまうので注意が必要です。
余談ですが…
第81回アカデミー賞で、
短編アニメーション賞を受賞した加藤久仁生監督が
受賞時に述べた「ありがとう、僕の鉛筆」というひと言が印象的でした。
これがもし「ありがとう、国産の○○社製で2Bの僕の鉛筆」というコメント
だったら興ざめしたでしょう(あり得ない例ではありますが…)。
最初にガツンと短い言葉で表現すると、印象深い一文になります。
その時は修飾語を控えめにするのがコツです。
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