今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(4)>
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「記」と「以上」は呼応する?
<読者からの質問>————————————————
メールではないのですが文書の書き方についての質問です。
事務連絡などの文書で、「記」を使う場合があると思います。
これの最後って何かつける必要がありますか?
通常、「記」を使って書いた場合、
簡略化して書くと次のようになると思います。
日付
発信者
タイトル
・・・・・本文・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
記
日時:・・・・・・・
場所:・・・・・・・
主催:・・・・・・・
以上
この場合、「以上」というのは「記」と対応しているのでしょうか?
それとも「以上」は文書の終了を表す「以上」で、
「記」がないときにも同じように使用するものなのでしょうか?
(読者 A.Fさん)
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ビジネス文書には、「記書き」という
基本フォーマットがあります
(上記の「記」から「以上」までの部分に相当)。
「記書き」の場合
「記」と「以上」は呼応するので、この2つはセットです。
伝達したい内容を
分かりやすく端的に表記する際に
「記書き」を使います。
本来、ビジネス文書や手紙などで全体を締めくくる言葉としては
「敬具」「草々」が使われますが(書き出しの「拝啓」「前略」に呼応)、
「記書き」を用いた場合は「以上」で文書全体が
終わることが多いようです。
「記書き」のある文書では、最後の締めくくりの言葉が
「以上」で代用されると考えてよいのではないでしょうか。
余談ですが
メールで最後に「以上」がよく使われるのは
上記で説明した「記書き」の名残ではないかと
私は考えています。
※関連した記事を『さらりと返せる、大人のメール表現334』
147ページのコラムに書いています。ご参考まで
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