今週は、敬語の誤った使い方についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 変な敬語 >
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過剰な「お」「ご」
「ご不明な点などございましたら、お気兼ねなくお問い合わせください」
丁寧な表現を意識するあまり、
上記の「お気兼ねなくお問い合わせ」と「お」を続けて
使ってしまうことがあります。
似たような例としては
「お体にお気をつけて、お過ごしください」
「ご丁寧なご返信をいただき、ありがとうございます」
があります。
このように「お」や「ご」が続く場合は
一文を結ぶ動詞に「お」「ご」を付け
それにかかる言葉の「お」「ご」を省くようにすると
文がすっきりします。
冒頭に挙げた文例の場合は……
「不明な点などございましたら、気兼ねなくお問い合わせください」
「ご不明な点」の「ご」を取り、「不明な点などございましたら」
「お気兼ねなく」の「お」を取り、「気兼ねなくお問い合わせください」
とし、すっきりしました。
その他の文例も
「お体に気をつけて、お過ごしください」
「丁寧なご返信をいただき、ありがとうございます」
動詞には「お過ごしください」「ご返信をいただき」と「お」「ご」を付け
それにかかる「お気をつけて」の「お」、「ご丁寧な」の「ご」を取ると
すっきりします。
「お体に気をつけて、お過ごしください」は、同じ意味の
「ご自愛ください」に書き換えることもできます。
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