今週は、覚えておきたい間違いやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                          < 表現ワンポイント(3)
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「清栄」と「清祥」

メールでは、手紙文のような書き出しは省くものですが
社外宛の改まったメール文には、まだ使われることが多いのが
次のあいさつ文です。

貴社ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。

貴社ますますご清祥のこととお慶び申しあげます。

上記の2文の違いは何でしょう?
そう「清栄」と「清祥」ですね。

いずれもあいさつ文で定番化した言葉ですが、
微妙な意味の違いがあります。

「清栄」は文字通り、清く栄えること。
相手の無事と繁栄を喜ぶあいさつの語です。

一方、「清祥」は、相手が健康で幸せに暮らしていることを
喜ぶあいさつの語です。

繁栄を喜ぶという意味合いから、会社や団体宛てのあいさつ文には
「ご清栄」が適しています。

個人宛ての場合は、相手の健康や幸せを喜ぶ言葉である
「ご清祥」が好ましいです。

実際はどちらもあまり区別することなく使われているのが現状ですが
意味の違いを知っておけば、使い分けができますよね。

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