今週は、誤解・誤用しているかもしれない表現についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法      < おかしな表現(2)
◆─────────────────────────────────◆
                     「薀蓄」のあとに続くのは?

 「 どんなに薀蓄をたれようとも
   ワインは飲むものである 」

 薀蓄(うんちく)とは、深く研究して身につけた知識。

 「蓄」という漢字が使われている通り
 自分の中に蓄えた知識やノウハウを指す言葉です。

 そうした自分の中に蓄積した知識や技能を
 人に披露する、言って聞かせることは
 なんと言うでしょう。

 「薀蓄をたれる」?

 その人が蓄えている知識のすべてを傾注する、すべてを出しつくす
 という意味で使う「薀蓄」に続く言葉は
 「たれる」ではなく「傾ける」です。

 したがって、冒頭の文例は

 「 どんなに薀蓄を傾けようとも
   ワインは飲むものである 」

 「薀蓄」という言葉だけなら
 「日本酒のうんちくの深さでは、部長の右に出る者はいません」
 のように使いますが

 慣用句として「薀蓄」を使う場合は
 「薀蓄を傾ける」= 自分の持っている知識・技能のすべてを出しつくす
 という使い方をします。

 「たれる」には、目上の者が目下の者に示したり、与えたりする
 という意味があるため
 「薀蓄をたれる」という捉え違いが生まれたのかもしれません。

メルマガ詳細
メルマガ詳細

カミガキのフェイスブック

カミガキのX

仕事実績、著書、お問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室

記事全文を読む