今週は、似たような言葉の意味の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 意味の違い(4)
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「慣れる」と「馴れる」

今週は、似た言葉の使い分けについて取り上げています。

「慣れる」と「馴れる」は
どう違うのでしょう?

「慣れる」は、習慣になる、習熟する、なじむといった意味。
何度も経験して受け入れられるようになったり、
うまくできるようになったりすることを指します。

例)新しいソフトに慣れる
場慣れする
慣れない仕事

「馴れる」は、なつくことを意味します。
例)飼い主によく馴れた犬
まだ人に馴れてない子ネコ

何度も接触するうちに心身ともになじんでくることが「慣れる」で、
人との接触を通じてなつく様が「馴れる」です。

ほかにも「狎れる」「熟れる」と書く言葉があります。

「狎れる」は、親しくなりすぎて礼を欠くこと。  例)狎れていい気になる
「熟れる」は、熟成したり、老朽化したりすること。例)ぬかみそが熟れる

どちらも新聞表記では、平仮名書きの「なれる」で統一されています。

「なれなれしい」も新聞表記では平仮名ですが
漢字にすると「馴」の字を使います。
しかし、意味としては「狎」に近いです。

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今週は、似たような言葉の意味の違いについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 意味の違い(3)
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                         「起点」と「基点

今週は、似た言葉の使い分けについて取り上げています。

例えば「きてん」。

迷いやすいのが
起点」と「基点」です。

起点」は、終点に対し、始まりとなる点を指します。
例)路線の起点
国道の起点と終点

基点」は、基となる点、中心点を指します。
例)ネットワークの基点
日本を基点とした輸出入事業

「起点」は、動作や作用が起こる出発点のこと
対して
「基点」は、計測や作図で基準となる定点のこと
です。

もうひとつ「きてん」」があります。
「機転」。

「機転が利く」「機転を利かす」のように使いますね。

状況に応じて適切に判断することのできる機敏な心の働き
という意味ですが
「気転」とも書きます。

新聞表記では「機転」に統一されているようです。

 
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今週は、配慮のある敬語表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法               < 気配り敬語(3)
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                         「渡してください」

今週は、相手に受け入れられやすい
配慮のある敬語表現について取り上げています。

明日、客先に行くという上司に、ことづけたい書類があるとき

「Aさんに資料を渡してください
「Aさんに資料を渡してもらえます?」
「Aさんに渡してほしい資料があるんですが

という一文が思いつきます。
しかし、自分より目上の相手に頼むには
もう一工夫したいところ。

なぜなら、上記の文例はいずれも
相手の意向を聞かず、自分の都合で書いた
印象を与えるからです。

「~してください」の代わりに
「~いただけますか」と問いかける表現に書き換えてみましょう。

「Aさんに資料をお渡しいただけますか
「Aさんに資料をお渡し願えますか

あるいは、少し長くなりますが
「ありがたいのですが」「ご面倒をかけますが」
というひと言を添えてお願いします。

「Aさんに資料を渡していただけるとありがたいのですが
ご面倒をかけますが、Aさんに資料をお渡しいただけますか」

「~してください」という言い回しは
メールでは命令調に感じることがあるので
問いかける形にしたり、緩衝材になる言葉を添えたりすることで
表現を和らげることができます。

 
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今週は、伝わる文章の書き方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 分かりやすく書く(4)
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項目に分けて詳しく

今週は、相手に自分の意図がきちんと伝わる文章を書くために
必要な5つのステップを紹介しています。

ステップ4: 項目に分けて詳しく

ステップ3で
1)件名
2)全体像
3)詳細
の「3つの構成」で文を組み立てることを述べました。

1)と2)を押さえれば
8割がた、自分が意図することが相手に伝わりますが

残りの2割を
3)の詳細で、補足・肉付けして
メール文全体が完成します。

2)で書くのは
「誰に対して」
「何のために」

3)では
「なぜなのか」
という理由を詳しく書きます。

このとき、理由に相当する内容が
「幾つ」あるか、項目に分けて挙げると
分かりやすくなります。

「バージョンアップした理由は3つあります。
1つ目は・・・・」

「作業の手順は5つの行程があります。
1)・・・
2)・・・」

といった具合です。

メール文を組み立てるときは
1)件名(テーマ)
2)全体像(アウトライン)
3)詳細(項目1.2.3…)

という構成で
3)詳細をまとめるときは

ポイントが幾つあるか、
手順は幾つに分かれるか
理由や経緯が何点あるか、
項目に分けて、数値化してみましょう。

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今週は、いわゆる“クッション言葉”についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 緩衝材になる表現(5)
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                             意見を返す

ストレート過ぎる表現を和らげる「緩衝材」になる言い回しを
今週は紹介してきました。

相手に提案するとき、
「余計なことかもしれませんが」より
「差し出がましいこととは存じますが(思いますが)」という
表現を使うと、慎ましやかな印象に……
と、VOL.2114で紹介しました。

では、相手に意見するときは
どのような表現を使うとよいでしょうか。

お言葉を返すようですが
という表現がありますが
反論する姿勢を伝える言い回しなので
「緩衝材」になる表現かというと、疑問が残ります。

代わって
大変申し上げにくいのですが
と書き換えることができます。

例)
大変申し上げにくいのですが
今の状況では、デザインを全面変更するしかないと思います。

断るときの
「大変心苦しいのですが」
「大変ありがたいのですが」
のように心情を伝える表現を知っておくと

判で押したように
「すみませんが」を繰り返すのを避けることもできます。

その時々に応じ
相手の反感を買わず、心遣いを伝える
表現を使うことができたらいいですね。

 
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今週は、いわゆる“クッション言葉”についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 緩衝材になる表現(4)
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断る

ストレート過ぎる表現を和らげる「緩衝材」になる言い回しを
今週は紹介しています。

断るときのメール文のポイントは
やんわりと、はっきり断る
こと。

「はっきり」断るだけだと
メールの文書は拒絶の色合いが際立ち
角が立つ言い回しになりがちです。

緩衝材になる言葉を使い「やんわりと」
断る意志は「はっきり」伝えます。

緩衝材になる言葉とセットで使うと
表現の角が取れ、文の印象が和らぎます。例えば…

「参加できません」より
申し訳ございませんが、先約があり参加できません」

「できません」より
せっかくですが、対応しかねます

「午後から出張なので、無理です」より
あいにく、その日は午後から出張のため
午前中にお願いできますか?

「やんわりと、はっきり断る」だけでなく
断るときに代替案を提示すると
丸く収まることが多いです。

自分にとっては余計なお世話と思えることでも
相手への感謝の気持ちを織り込んでみましょう。

大変ありがたいのですが、私には荷が重くお受けしかねます」
お気持ちはありがたいのですが、当方で対処いたします」
お気持ちだけ、ありがたく頂戴します

相手の要望や意向にそえないことを
申し訳なく思う気持ちを伝えるときは
お役に立てず恐縮です
「ご要望にそえず、大変心苦しいのですが」
という言い回しを覚えておくとよいでしょう。

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【しごび】 の お す す め
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尾道の“創造する姉妹”三人による
広島でのグループ展。いよいよ明日が最終日!

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★★★ 尾道三姉妹展 ★★★
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