今週は、依頼にまつわるメール対応についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 依頼メールあれこれ(5)>
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                         人との関わり方

 今週は、人に依頼するとき、
 人からの依頼を受けるとき、
 または、断るときのポイントを紹介してきました。


 頼むときも断るときも
 共通するポイントは、相手の都合を考えることです。

 時間がない中での急ぎの依頼、
 予算がない中での無理な依頼など、
 必ずしも好条件で頼み事ができるとは限りません。

 相手に対して、無理を承知で
 お願い事をすることもあると思います。

 頼めば引き受けてもらえるのが当たり前ではなく
 相手に時間や労力、金銭の負担をかけているかもしれないことを
 常に気に留め、謙虚な姿勢で対応することです。

 「ありがとうございます。よろしくお願いいたします」
 という感謝の気持ちと言葉を忘れずにいましょう。


 自分の都合しか考えてない頼みごとには
 人は容易に気を許しません。

 日頃の付き合いもとても大事です。

 長らく会ったり、連絡を取り合ったりしてない人から
 急に連絡があり、金銭がらみの頼み事をされても
 簡単には応じにくいものです。

 仲間や友達を装ったなれ合いや
 不必要につるむベタベタした関わりに依存するのではなく

 いざというときはいつでも協力・対応する
 という信頼関係を互いに築けるか。

 自分から頼むばかりではなく
 相手の頼み事にできる限り応じる姿勢、
 「お互い様」という気持ちで
 人と接することも大切と考えます。

 会うことができなくても
 相手に気にかけているのであれば、

 そういうときこそ、メールで連絡をとり、
 挨拶や近況報告をしてみるとよいのではないでしょうか。



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 【しごび】 の お 知 ら せ 
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今週は、読者の方からの質問に回答します。
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  仕 事 の メ ー ル 作 法               < 読者からの質問
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                         「お世話様でした」

<読者からの質問>————————————————

一つ質問があります。
私はよく「お世話様でした」と言うのですが、正しい日本語でしょうか。
「お世話になりました」が正しいのでしょうか。
機会があったら教えてください。
(読者 S.Sさん)
——————————————————————

「お世話様」は、「お疲れ様」と同じ意味合いで使われるフレーズなので、
会社に出入りしている宅配業者などに対し
「いつもお世話様です」
「お世話様です」
といった使い方をします。

一方、客先へのメールには
「お世話になります」や「お世話になっております」
を使います。

文字通り、
「仕事でお世話になっている」ことへの感謝の意を込めた言い回し
だからです。

「いつもご愛顧いただき」「お引き立ていただき」
というフレーズもありますが
メール冒頭のあいさつとして、広く使われています。

「お世話様でした」も
客先などへは「お世話になりました」として
使い分けるとよいのではないでしょうか

バックナンバーにも関連した記事があるので
参考にしてください。

 
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今週は、メールで混同しやすい同音異義語についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法     < 打ち間違いやすい言葉(5)
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                           「せいさん」

 今週は、メールで打ち間違いをしやすい
 同じ読みで、表記が異なる言葉を取り上げてきました。

 前回に引き続き、読者から寄せられた
 「入力ミスしやすいので気をつけている言葉」を
 ご紹介しましょう。

 それは「せいさん」です。

 「生産」「精算」「凄惨」「成算」「清算」と
 5つあります。

 「精算」と「清算」については以前、取り上げたことがあるのですが
 https://www.kamigaki.jp/blog/2014/04/17/vol-2164/

 「生産」や「凄惨」のほかに、「成算」もありましたね。

 ・生産は、品物を作り出すこと。
   例)野菜を生産する、生産性が高い、生産財、

 ・凄惨は、ひどくむごたらしいこと
   例)凄惨な事件、あまりにも凄惨な現場

 ・成算は、何か事が成功する見込み。
   例)新事業を軌道にのせる成算

 「生産」と「凄惨」は、字で区別がつきやすいですが、

 「算」が付く「精算」「清算」「成算」は
 混同しないように注意が必要です。

 「算」には数える、という意味のほかに
 もくろむ、見込み、という意味もあります。

 精度を上げて、詳しく計算するのが「精算」、
 見込みやきまりをつけるのが「清算」、
 成功する見込みが「成算」
 といった違いがあります。

 5つの「せいさん」を挙げてくださった
 S.Sさん、ありがとうございました。

 ほかにも多数の読者から
 「入力ミスしやすいので気をつけている言葉」が寄せられました。
 またの機会に紹介させてもらいますね。

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今週は、メールで無意識に書いていないかをチェック!
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 文章を書くときのクセ(5)
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「何卒」

メールに限らず、文章を書く(入力する)際、
自分では気づかぬうちにクセになっている言葉や言い回しを
今週は取り上げてきました。

文末の定番フレーズと言えば
「よろしくお願い(いた)します」ですが、

合わせてよく用いられるのが
「何卒(なにとぞ)」という言葉です。

代名詞「なに」、格助詞「と」、係助詞「ぞ」からなり、
相手に強く願う気持ちを表すときに用います。

———————————————————
ご多用のところ恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
———————————————————

のように使いますが、
「何卒~お願いいたします」とセットで使ううちに
クセになって下記のように繰り返し使っているケースも
見受けられます。

———————————————————
事前確認のため、コピーの送付が必要ですので、
何卒ご協力いただきますようお願いいたします。
お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
———————————————————

丁寧な言い回しとして、結びの一文に最適な「何卒」ですが、
定型句として何も考えずに使っていると
多用していても気づかないことも。

敬語もそうですが、効果的に使ってこそ
相手への敬意が伝わるので
毎度、毎度紋切型のフレーズを繰り返さないよう
気をつけましょう。

上記の文例は、次のように書き換えるとすっきりします。

———————————————————
事前確認のため、コピーをご送付いただけますでしょうか。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
———————————————————

「何卒」を省いても十分丁寧で、用件も簡潔に伝わります。

「何卒」はかしこまった表現でもあるので
通常のメールのやりとりであれば、
「どうぞ」を代わりに使ってもよいでしょう。

何卒、よろしくお願いいたします。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

余談ですが、
「何卒」を「なにとぞ」ではなく「なにそつ」と読み、
「何卒、ご回答をお願いいたします」というメールに
「大卒です」と返信があった、という笑い話のような話があります。

そのせいかどうか、新聞表記では
「何とぞ」で統一されています。

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【しごび】 の お 知 ら せ-2
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今週は、意味を取り違えやすい言葉についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法     < 間違いやすい言い回し(4)
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                          「駄目を押す」

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 今回の提案に部長からダメ出しがありました。
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 このように使われることの多い「ダメ出し」という言葉。
 演劇用語の「駄目を出す」が名詞化したものです。

 俳優に演技上の注意を与えることから転じて、
 仕事などのやり直しを命じることを
 「駄目を出す」と言います。

 「駄目」とは本来、
 囲碁で両者の境にあってどちらの所有にもならない目、
 双方の地に属さない空点を指します。

 「駄目」を使った言葉に
 「駄目を押す」
 がありますが、これは

 囲碁で、念のために駄目を詰めておく意から転じて、
 大丈夫とは思っても、念を押して確かめることを意味します。

 ———————————————–
 このプランで進めると、先方には駄目を押しています
 ———————————————–

 のように使います。
 しかし、次のような使い方は適切ではありません。

 ————————————————————–
 このプランで進められないか、先方に駄目を押して頼んでみます。
 ————————————————————–

 この一文では、駄目かもしれないが、敢えて頼んでみるという
 意味合いで「駄目を押す」が使われていますが
 このような使い方はNG。

 「駄目でもともと」という言葉はありますが
 念を押すという意味の「駄目を出す」とは
 意味が異なります。

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今週は、 間違いやすいメールの敬語についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                < 敬語レッスン
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                        「お戻りになられる

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山田部長が出張からお戻りになられるのは、いつでしょうか?
——————————————————–

相手が出張先から戻る日を尋ねる際
「お戻りになられる」
を使っていませんか?

一見、敬語らしく見えますが
敬語が重ねて使われている
二重敬語です。

「戻る」の尊敬語は「お戻りになる」でよく、
さらに尊敬の「~られる」を付け加える必要はありません。

したがって上記の文例を正しく書き換えると……

—————————————————-
山田部長が出張からお戻りになるのは、いつでしょうか?
—————————————————-

です。

似たような二重敬語の間違いの例として、次のようなケースがあります。

× 広島へお越しになられたことはありますか?

○ 広島へお越しになったことはありますか?

× 十分お休みになられましたか?

○ 十分お休みになりましたか?

× 明日、社長がお見えになられます。

○ 明日、社長がお見えになります。

二重敬語についてはこれまで何度も紹介していますが
うっかり間違えて使いやすいので
折に触れ取り上げています。

今週はこのように
間違いやすいメールの敬語について
紹介していきます。

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