今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語レッスン(3)>
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「資料をもらってください」
敬語を使うときに起こりやすい
尊敬語と謙譲語の混同について
事例を挙げて見ていきましょう。
講習の参加者に「資料をもらってください」と伝える場合
次のどちらが適切でしょうか。
A)資料をいただいてください。
B)資料をお受け取りください。
「もらう」の謙譲語は「いただく」ですが
この場合、資料をもらってほしいのは
講習の参加者。
「いただく」は、自分が資料をもらうときに使う謙譲語です。
例)資料を一式いただきました。
資料をいただいて帰ります。
「もらう」の尊敬語は「おもらいになる」「もらわれる」ですが
ここでは「受け取る」を使い
「お受け取りください」
とする方が文として収まりが良いです。
したがって
B)資料をお受け取りください。
が適切です。
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