今週は、誤解されやすい数字の書き方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法           < 注意したい数字表記(5)
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                           数字表記の雑学

一週間の始まりは何曜日からでしょうか?

最近では、月曜から始まるカレンダーもあるので混乱しがちですが、通常、
日曜日に始まり、土曜日に終わります。

日曜日に出すメールで「今週」と書けば、「その日を含む土曜日までの一
週間」を指し、「来週」と書けば「次の日曜から始まる一週間」を指しま
す。

この場合も自分と相手とで取り違いが起こりやすいので、何月何日の何曜
日と明記するほうが確実です。

「早朝」「夕方」「夜」なども、何時から何時を指すというはっきりとし
た基準がありません。自分にとっては「早朝」でも、朝型の人にとっては
「朝」という感覚で、生活習慣によっても捉え方に違いがあります。

「では、今日の夕方にうかがいます」という書き方より
「では、今日の夕方5時ごろにうかがいます」と時間を添えるほうがわか
りやすいです。

ちなみに、共同通信社の「記者ハンドブック」によると

未明=午前0時~夜が明けきらない午前5時ごろまで
早朝=午前5時~午前7時
朝 =午前7時~午前9時
夕方=日没の前後それぞれ1時間ぐらい
夜 =日没後、暗くなってから午後10時まで
深夜=午後10時~午前0時前

という基準を設け、放送原稿に使用されているとか。
夜明けや日没の時間は地域によって異なるので、あくまで目安として参考に。

会社員時代は、電話や口頭で「おはようございます」を使うのは午前10時ま
でと教わりました。あなたはどのように使い分けていますか?

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【しごび】 か ら の お 知 ら せ
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読者からのコメントです。
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メールに関して知らなかったことをたくさん発見しました。
色々活用していきたいなと思っています。
(広島のまゆさん)
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今週は、誤解されやすい数字の書き方についてです。
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仕 事 ‎の メ ー ル 作 法          < 注意したい数字表記(4)
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                             月日の表記

先月、今月、昨日、今日、明日。
月日を表すときにメールでもよく使う表記です。

ですが、月の変わり目や日にちの変わり目に使うと間違いや混乱を招く可
能性もあります。

たとえば、今日3月1日の午前0時前後にメールを送った場合、「今月」と
表記していると2月を指すのか3月を指すのか、受け取る側が混乱すること
があります。

「今月の予定を変更して来月に…」と書くより
「3月の予定を変更して4月に…」とするほうが正確に相手に伝わります。

「今日」も同じで、「今日はお疲れ様でした」とメールを送信する場合に、
深夜のメールでは日付が変わって「今日」が「昨日」になっていても、メ
ールを送信する側は「今日」という感覚のまま送ってしまいがちです。

「今日はお疲れ様でした(でも、日付のうえではもう昨日ですね)」
なんて付け足して書くことが私もあります。

注意してよく読めば間違うこともありませんが、急いでいたり、一日に多
くのメールを処理しなければならない場合は、読み違いや読み飛ばしてし
まうことがあります。

月日や日時を表記するときは、何月何日の何曜日、時間は何時と意識して
具体的に表記しておくと、間違いがありません。

打ち合わせや訪問の時間を決めるとき、相手から
「明日の1時半はいかがでしょう」
というメールが送られてきた場合も、返信には
「承りました。では、明日3月2日(金)13:30 に伺います」
と改めて正確な日時を表記して返信するようにしています。

自分や相手への確認になりますし、メールに記録として残しておく役割も
あるからです。

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