今週は、説得力のある文章について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 説得力のある文章(4)
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長文化にご用心

ある程度、まとまった量の文章を書くときのコツは、だいたいどういう筋
道で文章を書くか、最初にいくつか項目を挙げてみることです。

本でいえば目次、雑誌の記事でいえば見出しにあたる「項目」を先に挙げ
てから書き出します。

メールの場合も、文章が長くなりそうなときは見出しをつけたり、箇条書
きで先にポイントを示してから、詳細に入る構成にすると読みやすくなり
ます。

会話をする際、話がどんどん横道にそれて「結局、何の話だっけ?」とい
うことがありますよね。これは、その時々に頭に浮かんだことや言葉から、
話題が別の方向に流れていってしまうからです。

文章も書いていくうちに「あれも書きたい、これも書きたい」と書き連ね
ていくと、文字量ばかりが多くなり、本来述べたいポイントがぼやけてし
まうのです。

▼ 最初にあらすじを考える
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書きながら考えるのではなく、書き出す前に「何を書くか」をはっきりと
させてから書くほうが説得力があります。

書くべきポイントを先に見出し(項目)として挙げ、それに沿って書くと
文章がまとまりやすいです。

書くことが好きな人ほど、長文化現象が起きやすいので、最初に「何文字
で書く」と項目ごとにおおよその文字量を決めるとよいでしょう。

長い文章は、書く側は興に乗って書くのが気持ちよくても、読む側は苦痛
だったり飽きてくるものです。ポイントを絞って簡潔にまとめる習慣をつ
けたいですね。

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今週は、説得力のある文章について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                                   < 説得力のある文章(3)
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結論から書く

文章の構成も説得力を与える文章を書くうえで重要な要素です。

ビジネスメールでは、結論から先に書くのが基本。
相手に一番伝えたい“核”となるポイントを先に述べ、なぜ、その結論に
達したかという根拠や理由、具体的にはどのような例があるかを述べてい
くと、読む側も納得しながら、スムーズに受け入れることができます。

結論が相手にとって都合の良いことばかりとは限りません。
その場合も、まず結論を先に述べ、それを克服・解消するための方策や提
案を述べることで、結論のマイナスイメージをプラスに転換することがで
きます。

▼ 書く側のモチベーション
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例えば、自分のミスを上司に報告する場合も、ミスはミスと認め、まず事
実関係を報告し、その経緯、どのように対処したかを知らせます。

この場合、ミスした理由を先にあれこれ書いたり、感情をぶつけても言い
訳にしかなりません。上司が知りたいのは、言い訳ではなく、どのような
原因でミスが発生し、どう対処したか、です。

相手にとってどう伝え、どのように対処することがメリットになるか。
それを第一に考えることで、Bad News も Good News に変えることができ
ます。

書く側がマイナスの要素に負けてしまわず、冷静に事実を受けとめ、プラ
スに切り替えて発想することも説得力ある文章を書くうえでのポイントの
一つです。

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翻訳に限らず“書く仕事”も同じで、
経験を積むほど書くスピードが上がったり、
要領を得るということはありますが、日々、勉強。
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言葉の取り扱いについて勉強になる内容です。

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今週は、説得力のある文章について考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 説得力のある文章(2)
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あいまいな表現は避ける

「多分~でしょう」「だいたい~くらい」「~と思います」
こうした言葉を多用すると、読む側には「自信がなさそう」「はっきりし
ない」といった印象を与えます。

断定や決めつけを避けるために上記のような表現を使うことがありますが、
「よくわからないから」「だいたいこんな感じ?」とものごとを感覚的に
捉え、憶測で書いた文章はのちのちトラブルを招きかねません。

「だいたい~くらい」と書くより、具体的な数値を確認し、提示する方が
ずっと説得力は増します。

未確認だったり、根拠がないまま「~と思います」と書くより、調べたり
確認した事実や結果を書くほうが相手も納得します。

▼ 自信を持って書く
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
相手に強く訴えかけたい場合は、あいまいな表現や婉曲な表現が却って
アダになることがあります。

このメルマガを元に『仕事で差がつくできるメール術』を執筆した際も、
編集者から「~ではないでしょうか」といった相手に投げかけるような文
章ではなく、もっと言い切った表現でお願いします、と指摘されました。

自信を持って書くことも、説得力ある文章にするポイントです。

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仕 事 の メ ー ル 作 法   < 説得力のある文章
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理由を書く

以前、付き合いのあった客先から数年ぶりにメールがありました。

「ご無沙汰しています。前に送った○○のデータ、まだ持っていますか?
持っていたら、送ってください」。それだけの突然で簡潔なメール。

先方から送付の依頼があったデータとは、その客先との仕事が始まった当
初、仕事を行ううえでの共通認識項目を挙げた手引書のようなものです。

「数年経ったデータを今頃になって!?」と不信に思いましたが、保存し
ていたので、「ありますよ」と返信しました。しかし、なぜそのデータが
必要になったのかという理由を知らされないままのやり取りだったので、
不気味に感じました。

「元データを誤って消去してしまったので」とか「あなたがまだ持ってい
るか確認したいのだけど」と、過去のデータを求める理由がわかれば、深
読みすることもなかったのでしょうが、探りを入れられているように感じ、
いい気持ちはしませんでした。

▼ 理由が相手に動機を与える
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ビジネスメールでは単刀直入に結論だけ述べることも必要ですが、「なぜ、
依頼するのか」「なぜ、必要か」「なぜ、注意するのか」など、理由がわ
かれば、受ける側は納得して行動に移れます。

くどくどと理由を並べ立てる必要はありませんが、「なぜ」そうするのか
をひと言添えるだけで、相手に動機を与えることができるからです。

自分ではわかりきっている理由や目的も、相手にそれが伝わらなければ
上記の例のように、相手に不信感を抱かせる要因にもなりかねません。
相手に理由がわかる書き方をすることが、説得力のある文章につながるの
ではないでしょうか。

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