今週は、感じよくやり返すための表現法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < かわすメール(3)
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誤解への対処

こちらが述べていることに対して、ポイントがずれた反論や意見の
メールを受け取ることがあります。

テレビのワイドショーなどで、その人のコメント全体を紹介するのではなく
失言の部分のみクローズアップして繰り返し放送するのを
よく目にしますが、メールやメルマガでも似たような現象があります。

読み手の感情に引っかかった部分だけに反応し、意見されるケースです。

全文を通して読んでもらえば、
こちらの言いたいことは別のところにあるのに…と思うのですが、
誤解や思い違いのまま、相手から指摘や意見されることがあります。

正直な話、一方的に否定されるとカチンと来ることもあるのですが、
そこで感情的なメールを返してしまうと取り返しのつかないことに。

▼ 相手の意見、自分の意見を整理して返す
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そんなときは
「確かに(そのような意見も)一理ありますね」
「○○さんのおっしゃることはごもっともです」
と相手の意見を受け入れた後、
「ですが、私の場合は・・・」
「ただ、このような場合、私は・・・」
と自分の意見を述べるようにしています。

「あなたの意見ももっともですが、私はこういう意見(考え)を持っています」と、
相手の意見を認めつつ、自分の考えも伝えます。

このとき、「私は△△が好きなので(嫌いなので)」という感情論ではなく、
自分が置かれている立場や状況では、どのような現象があり、
どのように考え対処しているか、客観的な視点で書くようにします。

感情には感情で応戦せず、冷静に
相手の言い分、自分の言い分を整理して書くのが得策です。

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