今週は、あいまいな依頼や返事への適切な対応について考えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 対応に困るフレーズ(4)
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「どうすればいい」

指示や依頼をしたとき、困る返答に
「どうしたらいいですか」「どうやればいいですか」
というのがあります。

どこから手をつけていいのか分からない、という気持ちの表れ
ともいえますが、だからといって相手に全面的に依存してしまうのは
避けたいものです。

相手が何を求めているかをまず把握し、
次にその要求にどのように対応するか、手順を押さえてみましょう。

確認するポイントは次の4つです。
・いつまでに
・何を
・どのくらい
・どのような形式で

例えば、議事録を依頼されたとしたら、
提出の期日、ボリューム(要約でいいのか、詳細な記録か)、
提出する際はWordファイルなのか文書か、提出は手渡し、メール、FAXの
いずれか、などを確認します。

指示・依頼に対して、自分はどのように対処するつもりかを示し、
先に段取りを確認しておけば、後の作業がスムーズに流れていきます。

「どうすればいい」ではなく「こうしようと思う」という返答ができれば、
仕事が次の段階に進んでいきます。

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今週は、あいまいな依頼や返事への適切な対応について考えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 対応に困るフレーズ(3)
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「どちらでもいい」

「AとB、どちらにしましょうか」と尋ねたとき
困るのが「どちらでもいい」という返答。

返答する側は「AでもBでも構わない、問題ない」ということなのでしょう
が、尋ねる側はどちらかに決めてもらう必要があり、確認をしています。

このような場合、その状況でどちらが適切かを問われているのですから、
たとえ些細なことでも尋ねられた側はAかBかの判断をしたいものです。

「どちらでも」という裏には、「相手に任せる」という意味合いも含まれ
ているのかもしれません。
ですが、別の観点からすると小さなことにもすぐに判断がくだせない、
というとり方もできます。

▼ 判断のための材料を提示する
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
一方、尋ねる側は、AかBかだけでなく、相手が判断しやすい情報を
付け加えるとよいでしょう。

AとB、それぞれの特徴を挙げて提示するのです。

例えば、上司の会食の席のセッティング。
「Aは個室のお座敷ですので、じっくりお話ができます。
Bはガラス張りのお席で、景色を眺めながら食事が楽しめます」
といった具合。

相手の志向や好み、自分のオススメ、人からの情報など、
事前に多方面から情報収集し、方向性・特徴の異なる案を提示すると
判断しやすくなります。

仕事に限らず、普段の人付き合いでも
「どちらでも」より、自分でさっと判断できる人の方が
付き合いやすいですし、話が前に進んでいくように思います。

日常生活も小さな決断、判断の積み重ねだと思いませんか?

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今週は、あいまいな依頼や返事への適切な対応について考えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法    < 対応に困るフレーズ(2)
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「なるべく早く」

仕事のやり取りでよく使われるフレーズに
「なるべく早く頼む」「早ければ早いほどいい」
という指示や依頼があります。

「特急で」と言われるよりはいいのですが、
クセモノのフレーズではあります。

急ぐ気持ちは分かります。でも、指示する側は少なくとも
「明日の午前中に提出」「30日いっぱいで」
と大まかでも期日を示す方が得策。

指示を受ける側にもどのくらい急いでいるか伝わり、
対応の予測がつくからです。

急ぎの指示を出す場合は
「明日の13時からの打ち合わせに必要なので、今日中に準備をお願いします」
「30日の10時までに先方に送りたいので、29日の夕方には確認したいですね」
と具体的な期日と急ぐ理由・根拠を示して伝えると
受ける側も納得できます。

▼ 「急ぎ」の度合いを互いが認識
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
では、「早く」と指示を受けた側は…。

「すぐに対応しますが、いつまでに提出すればよろしいですか」
と指示を受けた時点で期日を確認しておきます。

ある程度、状況や事情が把握できているときは
「では、今日中に提出すればよいですか」
「明日の10時には提出できますが、それでよろしいですか」
と、こちらで作業の予測を立ててから確認を。

すでに他の仕事を抱えているような場合は
「Aの仕事が終わり次第取りかかりますので、
提出は午後3時ごろになりそうですが、よろしいですか」
と自分の状況と作業のめどを伝え、段取りを確認しておきましょう。

指示を出す側、受ける側が「急ぎ」の度合いを確認し合い、
期日を設定しておくことが大切です。

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『月刊ベンチャー・リンク』2008年2月号

P76「あの町この村」の取材記事を神垣が担当しています。

米子市民の「やってみよう精神」で岡本喜八監督を生んだ町を
おもしろくする「喜八プロジェクト」(鳥取県米子市)

と題し、商店街を中心に町の活性化に取り組む人々を取材。

米子の一見ひなびた商店街には、
東京でもお目にかかれないような
町屋や銀行を改築した素敵なお店があり、
米子っ子もパワフル&アグレッシブ!

 

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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 対応に困るフレーズ
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伝え方、受け止め方

「あの件はあれでいいから」の「あれでいい」ってどのこと?
「そういうことなんで、一つよろしく」といわれても何をどうすればいい?

メールでも会話でも、あいまいな表現の指示は
どう対処してよいか分からないことがあります。

報告書などを「まとめておいて」、
資料を「確認しておいて」というのも、
下打ち合わせ用のラフなまとめ方でよいのか、
きっちり作りこんだものがよいのかよく分かりません。

このように指示した側のイメージと
それを受ける側のイメージが食い違うと、
望む結果が得られないことがあります。

指示する側にはある程度イメージができていても、
それが相手にもイメージできるように詳細に伝わっていないと
指示する側は「こんなはずでは」、指示された側は「聞いてない」
という結果に。

▼ 具体的な指示とその都度確認が大事!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
指示する側は「分かっているだろう」という思い込みや
「あ・うん」の呼吸を相手に期待するのではなく、
ほしい結果が出るよう具体的な道筋が分かる指示を出すことが必要。

指示を受ける側も、分かったようなふりや安請け合いをせず、
自分なりに対応策の方針を考え、相手に確認してから取り掛かる
作業を面倒がらずにしていけば、トラブルやミスは防げます。

今週は、分かりにくい依頼や返事に適切に対応していくための
メール術を考えていきます。

社内や懇意な客先とのやり取りほど、
「このくらいで分かるだろう」という馴れ合いやその場しのぎの対応に
陥りやすいので、注意が必要です。

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今週は、メールの伝達もれ防止策について考えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < メール確認の傾向と対策(5)
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メールを過信しない

メールの伝達もれを防ぐには、送る側、受け取る側にそれぞれ配慮が必要
と述べてきました。

ですが、一番肝心なのはメールを過信しないことです。

ご存知のように、メールは通信手段の一つであって、
それですべての伝達が済ませられるわけではありません。

確かに、ビジネスの場ではメールが通信手段の中心になってきてはいます
が、「確実性」という観点からすると完全とは言い切れないのです。

当メルマガでも一貫して述べてきているのが
「メールに依存しない」ということ。

メールより電話、電話より対面に勝るものはないからです。
重要な用件を確実に伝える場合は、本当にメールでいいのか、と考え、
その状況に応じた最適な伝達方法を考えたいですね。

▼ 確実に伝える最適な方法はその都度違う
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールの利点は記録として残ること。
ですから、受信、送信した時間と内容が消去しない限り残っています。

記録あるいは証拠や控えとして残しておきたいときはメールを、
そうでないときは電話を、という使い分けを私は意識的にしています。

電話で伝えれば早くて確実ですが、後々、言った言わないのトラブルに
なりそうな場合は、敢えてメールや文書で残し、
逆に情報として「跡」を残したくない場合は電話でのみ済ませる、
といった具合です。

今でも「メールしたんですが、届いてませんか?」という電話を
時折いただきます。
こちらが読み落としている場合もあるし、未達の場合もありますが、
メールの返事がない場合は、直接、電話で問い合わせる方が確か。

メールだけで完結せず「きちんと伝わる方法」をメール以外の
手段にも幅を広げ、考えていきましょう。

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【しごび】 の お す す め
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販売は1月27日(日)で終了で~す。
ご購入いただいたかた、ありがとうございました。

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今週は、メールの伝達もれ防止策について考えます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法   < メール確認の傾向と対策(4)
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受信する側の注意

メールの伝達もれがなくすには、
受信する側にも配慮が必要かもしれません。

やはり大切なのは、メールを受信した旨を伝えること。

客先の一つに、顧客からのメールには必ず
「承りました」
「資料を受け取りました」
と返信することを社員に義務付けている会社があります。
見積もり依頼のメールには受信した1時間以内に返信を徹底。

ちょっとした連絡事項でもスタッフのかたから必ず返信があり、
この会社とのメール連絡では相互の伝達もれは、まずありません。

メールを受けた側は内容を読んで納得、確認ができても、
それを送信した側に返しておかないと、
送った方は様子が分からず不安に思っているケースがあります。

メールのやり取りは「読んで終わり」
ではなく「返して終わり」。

自らの反省を込めてそう思います。

▼ メールを読めない状態にしない配慮
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

外出や出張でメールを確認できない状況が続く場合は、
不在通知メールを自動返信する設定にしたり、
メールのやり取りが頻繁な相手には、不在にする前にその旨を通知
しておくことも必要でしょう。

「○月○日~△日まで、出張につき不在にします」と
不在期間を署名に情報として掲載し、不在にする一週間程度前から
告知するのも一つの方法です。

スパムメールを除外するフィルタや振り分け設定をしている場合は、
スパムメールを入れるフォルダをチェック。
必要なメールが紛れていることがあるので、定期的に確認することをお勧めします。

振り分けに指定している単語や記号なども時々見直し、大切なメールまで
スパム扱いしていないか確認してみましょう。

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