今週は、正しい敬語の使い方についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法               < 敬語の練習
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「伺ってください」

仕事をしていくうえで敬語を使わない日はありません。
けれど、何年仕事をしていても「これでいいのだろうか」と
迷ったり自信がもてないのも、敬語です。

今週は、そんな間違いやすい敬語、迷いやすい敬語をピックアップします。
早速ですが、例文です。

「請求については、経理の者に伺ってください」

社外の人に宛てた上記の一文。
客先や取引先に対する敬語の使い方はこれでいいのでしょうか?
上記の一文を正しく書き換えてみましょう。

「請求については、経理の者にお尋ねください」
「請求については、経理の者にお聞きいただけますか」

最初に挙げた「伺ってください」の「伺う」は謙譲語です。
ここで「伺う」を使ってしまうと、
お客さまに対して、自社の経理担当者を立てた表現になってしまいます。

この場合、客先や取引先に対しては、
相手を立てる尊敬語として「お尋ねください」「お聞きください」
を使うのが適切です。

メールで書く場合は「お聞き(お尋ね)いただけますか」と
疑問形にすると、さらに和らいだ印象になります。

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