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今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(3)>
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「ないです」
<読者からの質問>————————————————
「ないです」という表現が気になります。
これは「ありません」とするのが正しい用法ではないでしょうか?
例えば「特に質問はないです」ではなく、
「特に質問はありません」が丁寧な感じがしますよね。
どう思われますか?
読者 A.K さん
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そこに「ない」、存在しない状態を丁寧に表現するのであれば
「ありません」とするのが適切です。
「資料はないです」より「資料はありません」
「報告することは特にないです」より「報告することは特にありません」
もっと丁寧に表現するなら「ございません」でを使います。
「ない」には、このように「ある」の反対を示す意味のほか、
・打ち消し 例)来ない、行かない
・程度を強める 例)あっけない、せわしない
など、ほかにも複数の意味がある言葉です。
ちなみに「とんでもない」は「ない」も含めて、これひと言で形容詞。
ですから「とんでもありません」ではなく
「とんでもないです」「とんでもないことです」と表すのが適切です。
しかし、一般的には「とんでもありません」を違和感なく使っている人も
多いことから、平成19年2月に発表された文化庁「敬語の指針」では、
「褒められたことに対し、謙遜して否定する場合の言い方としては、
問題がない」とされています。
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