今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(3)>
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「たく」で終わるメール
<読者からの質問>————————————————
子供の学校の保護者さんから、
質問や尋ねたいことがあるとき、
「~たく」で終わるメールをもらうことがあります。
たとえば、
「6年生を送る会の送迎を
保護者のかたにご協力をいただきたく。」
という感じです。
メール全体の言葉づかいは丁寧なのに、
最後に「~たく」があるだけで、
ぶっきらぼう&尻切れトンボ状態で、
正直、あまりいい印象を抱きません。
「・・・ご協力いただきたいのですが」とか、
「・・・ご協力いただくことは可能でしょうか」
という書き方があると思うのです。
「~たく」で終わる文章は
会社の社内メールなどでよく使われているのでしょうか?
(読者 K.Kさん)
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「ご協力をいただきたく」「ご回答いただきたく」
「実施していただきたく」。
いずれも、「いただきたく」のまま文章が終わってしまうと
中途半端な感じがします。
場合によっては、強要するような印象を与えるかもしれません。
メールを送る側は気付かないことでも
受け取る側が不快に思うことが少なからずあります。
社内でよく使われる言葉なのかどうか
定かではありませんが
「いただきたく」で終わる言い回しが
社内で通例になっていれば
送信者は同じ感覚で、社外や部外者にも
うっかり使ってしまうことでしょう。
お願いごとをしたり、改まった気持ちで送る場合は
「~いただくきたく思います」
「~いただけないでしょうか」
「~をお願いします」
と言葉を結ぶ方が収まりもよく、相手にも好印象を与えます。
自分や社内での常識が、実は社会の非常識
ということもなきにしもあらず。
通例になっていることを見直してみることも大切ではないでしょうか。