今週は、尊敬語と謙譲語の使い分けについてです。
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メ ー ル の 敬 語                < 間違いやすい敬語
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                           尊敬語と謙譲語

敬語の間違いで多くみられるのが、尊敬語と謙譲語が混同され、
尊敬語を使うべきところで謙譲語を使っていたり、その逆だったりする
ケースです。
では、今一度、尊敬語と謙譲語の違いをおさらいしてみましょう。

尊敬語は、相手側の行為や状態を高めて、敬意を表す言葉です。

謙譲語は、自分側の行為をへりくだって表現したり、丁寧に表現したり
するときに使う言葉です。

尊敬語、謙譲語に共通する基本形に
「お」または「ご」+動詞
があります。

尊敬語の場合は「お(ご)~になる」「お(ご)~なさる」
謙譲語の場合は「お(ご)~する」「お(ご)~いたす」
とそれぞれ言葉を結びます。たとえば…

説明する⇒(尊敬語)ご説明になる 例)社長がご説明になると思います。
(謙譲語)ご説明する  例)詳しくご説明すると…

待つ⇒(尊敬語)お待ちになる   例)どのくらいお待ちになりましたか。
(謙譲語)お待ちいたします 例)ご連絡をお待ちいたしております。

招く⇒(尊敬語)お招きなさる   例)どなたをお招きなさいますか。
(謙譲語)お招きいたします 例)次回、お招きいたします。

同じ動作を表す言葉も尊敬語と謙譲語で表現が変わるものは下記のとおりです。

言う⇒(尊敬語)おっしゃる  (謙譲語)申し上げる

聞く⇒(尊敬語)お聞きになる (謙譲語)うかがう、お聞きする

見る⇒(尊敬語)ご覧になる  (謙譲語)拝見する

行く⇒(尊敬語)いらっしゃる、おいでになる (謙譲語)うかがう、参る

食べる⇒(尊敬語)召し上がる (謙譲語)いただく

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