今週は、メールをやりとりする際に気をつけたいことについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < ちょっとした気配り >
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署名の情報

読者から、次のようなお便りをいただきました。

<読者からのお便り>———————————————-

メールも何度かやりとりをすると、相手の方も慣れてきて、
名字だけで送られる方がいらっしゃいますよね。

でも、いただいたメールに対して、
「あ、これは電話で返事したい」と思った時に、
役職、電話番号がすぐに出てこないことがあるじゃないですか。

ことに私たちのような個人事業主は、
おつき合いする人も幅広いので、
お客様をいちいち電話に登録しませんから。

その度に、名刺をひっくり返したり、
最初のメールを探したりするのに時間がかかるんですよ。

どんなに慣れた相手でも、やっぱり仕事のメールには、
社名・部署名・フルネーム・電話番号
は必要だと思うのですが、いかがでしょうか?
(読者 R.Yさん)
——————————————————————

私もまったく同感です。

私のビジネスメール用の署名にも
郵便番号、住所、電話番号は必ず入れています。

メールでやり取りした後、郵便物を相手に送ったり
電話で連絡するとき
署名にこれらの情報があるとないのとでは
対応のスピードが全然違うのを
身を持って知っているからです。

罫線や記号で飾ったり、やたらとPRの多い署名より
住所や電話番号といった基本情報がきっちり書かれている
署名の方が、ずっとありがたいのです。

何度もやりとりする相手には
簡易な署名を、という考えもありますが

ビジネスメールにおいては
名刺に記載されている情報がメールの署名にも同じようにあると
受け取る側には重宝です。

このほかに内線の電話番号やスカイプ名などがあると
便利なことも。

要するに、自分に直接連絡できる手段を
署名にも明記しておく方が、情報も早く入るということを
気に留めておきたいものです。

今週は、このように
メールをやり取りする際のちょっとした心遣いについて
述べていきたいと思います。

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今週は、表現を豊かにする語彙の増やし方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 語彙を増やす(5)
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「ついで」の効用

今週は「言葉を知る」という観点から、
語彙を増やす方法について考えてきました。

昨日も少し触れましたが
言葉を辞書で調べたり、検索して調べたりするとき
気になる言葉を「ついで」に見たり、調べるようにすると
語彙を増やすきっかけになります。

例えば、「Yahoo!辞書」で「安心」という言葉を調べてみてください。

国語辞書では「大辞泉」で調べた結果が出てきますが
もう一つ「大辞林」の結果も見ることができます。

「安心」を使った新語には「安心ランドセル」という
通信端末を取り付けたランドセルがあることが
わかります。

類語辞典でみると、安心の反対語は「心配」。
類似する言葉に「心強い」とか「大丈夫」があることがわかります。

特に、類語を知っておくと、言葉を言い換えて使うときの参考になります。
この場合も「安心しています」は「心強いです」「大丈夫ですね」と
言い換えてみることができます。

▼ 手で書く、手で調べることも大事
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
知りたいこと「だけ」を調べるだけでなく
そのついでに辞書や検索サイトの中で
「寄り道」をしてみることも時には必要。

調べた言葉を、どう使うか、どう言いかえられるかを考えてみることも
語彙を増やすのに役立ちます。

もう一点、
キーボードを打つだけでなく手で書いてみる
検索で終わらせず、手でページをめくって調べてみる
ということも言葉を記憶にとどめる有効な方法と思っています。

デジタルな世の中だからこそ
敢えて体に覚えさせる機会を持つことも必要ではないでしょうか。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、表現を豊かにする語彙の増やし方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 語彙を増やす(4)
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                             辞書をひく

今週は「言葉を知る」という観点から、
語彙を増やす方法について考えていきたいと思います。

意味がわからない、読みがわからない、漢字やスペルがわからない…
そんなとき、言葉を知る基本となる行為が、辞書をひくことです。

でも、実際は辞書で調べることをしない人が多いように感じます。

理由は、おそらく面倒だから。
インターネットで、これだけ手軽に辞書をひくことが
できるようになっても

いちいち調べるのが億劫で
人に聞いたり、あいまいなまま使ってしまう。

辞書をひかなくてもどうにか済んでしまうので、ひかない。
という繰り返しなのかもしれません。

ですが
一つの言葉を、国語辞典、類語辞典、英和辞書など、
複数の辞書で一度に調べられるのはインターネットのおかげ。

キーボードを打ちさえすれば調べられるのだから
これを使わない手はないと思います。

※辞書にもこんな便利なものがあります。

・辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービス
「kotobank」

▼ すぐ調べる習慣と環境を整える
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
何でもそうですが、
日常的に辞書をひく癖をつけておけば、苦になりません。

それと、すぐひけるように辞書を手元に置いておくことも大事。
本棚から出すより、パソコンの横に置いておいて
すぐ取り出せるようにしておくだけでも
辞書をひく頻度は高まります。

辞書ではありませんが、私は
「朝日新聞の用語の手引」と「記者ハンドブック」の2冊をセットにして
仕事場と自宅にそれぞれ置いています。
持ち歩く手間を省くためです。

学生のころまでは、辞書で言葉を調べるたびに、記憶できていましたが
年齢を重ねるほど、調べたあとから忘れていくことも少なくありません。

忘れたら、またひけばいいのです。
大切なのは自分で調べる習慣をつけることです。

※参考

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今週は、表現を豊かにする語彙の増やし方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 語彙を増やす(3)
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検索して調べる

今週は「言葉を知る」という観点から、
語彙を増やす方法について考えていきたいと思います。

製造業に特化したポータルサイトのメールマガジン記事を書くとき
「デジタルサイネージ」
という言葉に出合いました。

未知の言葉だったので、最初はピンとこなかったのですが
調べていくうちに、
「屋外や交通機関、店頭などに設置したディスプレイに、
ネット経由で映像や情報を配信するシステム」
ということがわかってきました。

こういうとき、知らない言葉を調べる手段は
もっぱらインターネットで検索します。

単純に単語を入力しても検索できますが
私は「とは」を付けて検索することにしています
(この場合は「デジタルサイネージとは」)。

意味を知りたい時は、その方が具体的に述べた
ページにたどり着くことが多いからです。

言葉だけではイメージできないときは
画像検索して、どのようなものかを調べます。

▼ 芋づる式に「ついで」に検索
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
調べていくうちに、デジタル印刷にも連動できることを知り
「デジタルサイネージ 印刷」で検索していると
偶然、お付き合いのある印刷会社のページがヒットし
さらに興味がわいてきました。

その後、その印刷会社を訪問したときに
デジタルサイネージの見本を見せてもらい
より具体的に理解できたのでした。

こんなふうに「ついで」に芋づる式に検索して調べていくと
いろんな角度から言葉の意味や
活用法を知ることができます。

インターネットが普及する前は
いちいち図書館や専門書のある書店へ足を運んで調べていたことを思うと
今はパソコンでその場で調べられるのですから

ちょっと突っ込んで調べる癖をつけると
一つの言葉に関連した別の言葉や知識のストックが増えていきます。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、表現を豊かにする語彙の増やし方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 語彙を増やす(2)
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読書

今週は「言葉を知る」という観点から、
語彙を増やす方法について考えていきたいと思います。

語彙を増やす一番の近道は、言葉を知ることです。
言葉を知るには、読書をすることです。

10代より20代、20代より30代、30代より40代…
年齢を重ねるほど、読書量は減っていく傾向にあります。

私の周りでも40歳まではそれなりに本を読んでいた人でも
40歳以降、パタリと読書量が減る人が多いです。

50代、60代で継続して読書をしている人
あなたの周りにどのくらいいますか?

▼ 読書で言葉に触れる機会を持ち続ける
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
読むのはビジネス書でも新聞の社説でも
自分が好むものを読めばいいと思うのですが
活字になった文字を読み続けることが大事。

流行語も含め、新しい言葉はどんどん生まれているし
文豪の書いた小説を読み返すと、未知の言葉に出合うことも
未だあります。

読むコツは、表現に興味を持つこと。
「こんな言葉があるのか」
「こういう言い回しがあるのか」
と1回でも気づくことがあるといいと思います。

言葉に触れる、言葉に接する機会を
多く持つということで、一番手っとりばやくできることが
読書。

読む力があることが、書く力にもつながっていきます

<追記>2020.06.26
上記で述べた「活字になった文字」とは、編集や校正など、何人かの人の手に
よって確認・精度が高められたものを指します。

メルマガやブログ、SNSでも「活字になった文字」はありますが、精度という
点では書籍や新聞の活字に劣ると思います(即時に思いついたことを一発書き
する勢いや鮮度は高いと思いますが)。

メッセンジャーやチャットで「つぶやき」も活字として読むことはできますが、
限りなく話し言葉に近く、書き言葉のような完成度は低いです。昨今、書き言
葉が話し言葉に侵されつつありますが、語彙の多くを私は書籍や新聞の書き言
葉から学んできたので、話し言葉と書き言葉の違いや使い分けを意識しています。

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今週は、表現を豊かにする語彙の増やし方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                < 語彙を増やす >
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                        言葉は歳とともに…!?

年々、仕事の担当者が自分よりも若くなりつつあり、
自分が当たり前に使っていた言葉が相手に通用しないことが時々起ります。

「おあつらえむき」「かくしゃく」という言葉を原稿に書いていたら
担当者から「一般的でない言葉」として、
書き換えるように指摘されたことがあります。

辞書にも意味が記されている言葉で、
話し言葉としては使用頻度が高くないにせよ、
書き言葉としては通用する表現だと思っていたので、
面食ったことがあります。

一方で、40過ぎても知らない言葉がまだあります。
例えば、当メールマガジンで以前取り上げた「掲題」という言葉。

辞書にもなく、てっきり最近発生した言葉だと思っていたら、
読者のかたから40年前に入社した会社ではすでに使っていた
という指摘をいただき、
まだまだ未知の言葉があることを思い知らされました。

時代とともに言葉も変化し、
書き言葉ひとつとっても平易な表現やかな表記が増えています。

そうかと思うと、パソコンの普及によって、手書きできない漢字も
自動的に変換されるので、文書では普通に使えてしまう
という現実があります。

いずれにしても、言葉というのは使う使わないは別として、
知っておいて損はなく、知っている言葉が多いほど、表現の幅も広がります。

今週は「言葉を知る」という観点から、
語彙を増やす方法について考えていきたいと思います。

 
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