今週は、メールをやりとりする際に気をつけたいことについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < ちょっとした気配り(2)>
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依頼の仕方
今週は、メールをやり取りする際のちょっとした心遣いについて
取り上げています。
ある客先の担当者から、下記のような取材依頼のメールが送られてきました。
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○○の方から取材の件で電話がいっていると
思いますが、「△△△△△」というテーマで
取材が入っています。
取材先の代表者の都合を聞いていますので
取材をお願いいたします。
また、代表が運営する市民グループに関しては
ネットで調べておいてください。
一応、以下は代表者のの連絡先です。
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冒頭の「○○」さんは、同じ客先の先輩担当者です。
その方からの紹介で、このメールの担当者からも取材依頼があり
その文面が上記です。
文面から、まだ日の浅い新人担当者と想像しました。
取材に関するおおよそのことは書いてあるのですが
企画の意図や、原稿の文字数、提出期限など
書く側が必要とする具体的な情報報が足りず、
何回かやりとりをして
やっと全体像が把握できたからです。
先輩担当者からの原稿依頼のメールには
取材先の基礎データ(連絡先やURL)のほか
参考資料やページのラフデザインまで送られてきていたので
つい比較してしまい、不親切だな~と感じてしまいました。
同じ依頼でも、上記の担当者とその先輩担当者との違いは
依頼を受ける側(発注者に対して受注者)の立場で
説明ができているかどうかです。
この場合、取材するライターにとって必要な情報は?
という配慮があれば、一度のメールのやり取りで済んだ事柄でした。
仕事の依頼のメールでは
「相手が仕事に取り掛かる際に必要とする情報」に
思いがめぐらせるかどうかがポイント。
それができる人とは仕事が非常にやりやすいです。
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