今週は、間違いやすい言葉について取りあげます。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事  の メ ー ル 作 法              < 言葉の誤用(5)
◆─────────────────────────────────◆
曲のさわりはどこ?

今週は、間違って使いやすい言葉をピックアップして
ご紹介してきました。

カラオケで曲の最初の部分を「曲のさわり」などと言いますが
もともと「さわり(触り)」は浄瑠璃用語で
曲の始まりではなく、
曲中の最も聞きどころ、聞かせどころとされている部分を指すのだとか。

そこから転じて「さわり」とは
聞かせどころ、あるいは、話の中心やもりあがる部分を意味します。

曲で言うなら、意味としては「さび」に近い意味が「さわり」にあります。
「この小説のさわりに涙しました」
「講演テープのさわりだけ書き起こす」
のように使います。

最後に、書き方を間違いやすい言葉を一つご紹介。
繁盛して、もっとも利益が上がるときのことを
「かきいれどき」
と言いますが、漢字で書くとどうなるでしょう?

熊手でざっくざっくとかきよせるイメージから
「掻き入れ時」と書いてしまいそうになりますが
「書き入れ時」というのが正しい表記です。

商売の最中、帳簿の“書き入れ”に忙しい時を指して
「書き入れ時」と言ったようです。
新聞表記でも「書き入れ時」が統一表記になっています。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む